六本木ヒルズライブラリー
【アペリティフ・ブックトーク 第33回】
秋の夜長の書物語り(19:15~20:45)
【スピーカー】澁川 雅俊 (ライブラリーフェロー)
ブックトーク
【ライブラリーメンバー・一般対象】事前のお申込みは不要です。当日会場へお越しください。
※ライブラリーメンバー以外の方もビジターチケット(2,000円)にて、参加いただけます。
【会 場】アカデミーヒルズ (六本木ヒルズ森タワー49階)
日時
2014年09月19日
(金)
19:15~20:45
内容
【内容】
秋になりました。秋にはいろいろな顔があります。たとえば食欲の秋、スポーツの秋、「ヴィオロンのため息」感傷の秋などですが、今回は読書の秋に因んで、‘綴られた書物語り本’を集めてみました。
この種の本には幾つかのタイプがあります。まずは読書論です。これは読書とは何かを明らかにしようとする論考なのですが、その要点はどのような本を選び、それらをどう読み、読みとったことをどう生かすかについて哲学者や学者や文芸評論家などが深遠な考察と思考を重ねて論じています。内容的には読書の方法なのですが、教養論あるいは人生論に通じる論文です。
次に「私自身はこれこれの本を、こう読んで、私自身を作り上げててきました」と人それぞれの読書生活随想を気ままに書き綴る個人的読書誌(エッセイ集)があります。
そして三つ目は書評です。これは評者が新刊書を取り上げ、〈誰(著者)が何について書き、それは読者にとって、そして読み物としてどう重要(あるいはおもしろいか)を新聞・雑誌・書籍はもとより、ラジオやTV、そしてインターネットなどさまざまなメディアを通じて、簡潔に紹介するものです。一般にはガイドブックと呼ばれるタイプのものもあります。これは書評によく似ていますが、特定のテーマやトピックスに関して〈どんな本があって、それぞれ誰が何について書いているか〉に重点が置かれています。このタイプのものには「解説」とか「案内」とか書名に付けられているものもありますが、本の‘あらすじ’を紹介するものもあります。
以上は、私たちの読書の基準軸を求めてしばしば参考にする本です。みなさんも秋の夜長の楽しい読書のためにちょっと手にとってみられればいかがでしょうか。
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