六本木ヒルズライブラリー

【六本木ライブラリーLIVE】種から始める農業の未来について(オープントーク)

【ゲスト】石井吉彦(NPO法人日本生態系農業協会理事/農事組合法人ナチュラルシード)
【ファシリテーター】寺西英二(六本木ライブラリーメンバー/はてな企画 プロデューサー)

ライブラリーイベント

【ライブラリーメンバー対象】 ※申込みはマイページからとなります
※六本木ライブラリーLIVEは、六本木/平河町ライブラリーのメンバー限定のイベントです。ご同伴の方は参加できませんのでご注意ください。

日時

2013年03月12日 (火)  19:30~21:00

終了しています

内容

概要

安心、安全の野菜について学んでみませんか?
今回は六本木ライブラリーでアグリカルチャーを語り合います。講師の石井吉彦氏は成田で生産農家を営み、有機JASの認証認定機関である日本生態系農業協会理事として在来種子の普及に努める傍ら、週末には消費者とのリアルな対話を重んじ、青山国連ビル前のマルシェなどでご自身の野菜を売られています。
日本の有機栽培の規模を作付け面積でみると、2009年4月1日現在、農地面積全体462.8万 ヘクタールのうちのわずか0.18 %にすぎない、全体から見ればほんの一握りの農業です。現在私たちの身近な八百屋やスーパーマーケットの野菜売り場に並んでいる野菜のほとんどがF1 品種と呼ばれる1世代限りの種から作られた野菜。大型のDIY店舗で売られている種も大量生産、大量消費に適合するF1品種ばかりです。近代農業の定番としてF1 品種、化学肥料、農薬の三点セットが君臨し、TPP交渉でさらに加速する工業化した農産物が世界を席巻する一方で、残留農薬による深刻な健康被害も後を絶ちません。
このような現実に警鐘を鳴らしつつ、理想の農業を志向し、実践している石井氏。近著『まず種から始めよ』から読み解く安心、安全の野菜へのアプローチ。近年、世界規模では着実に規模を増やしているオーガニックの世界。近未来型農業のかたちを、ぜひ一緒に模索してみませんか?

プロフィール

【石井吉彦氏】
安心安全をキーワードに全国組織の生産者をネットワークしている農事組合法人ナチュラルシード代表。1954年愛知県生まれ、千葉県成田市在住。自然食流通会社に25年間勤務。農産物流通の経験を得、全国の優秀な生産者や団体をまわり、1999年「ナチュラルシードネットワーク」(種から栽培にこだわる生産者ネットワーク)を設立し、農産物の流通を始める。2008年究極の野菜~種からこだわる無農薬・無肥料栽培を提唱する「シードマイスター養成講座」を開講。

【寺西英二氏】
1954年小樽市生まれ。早稲田大学国文科卒業。故神保五弥名誉教授の指導の元で江戸後期の「いき」の美学を追求。20代後半より映像プロデューサー一筋で看板を掲げ、日活ロマンポルノ団鬼六「夢奴隷」では自ら裸一貫で勝負。一昨年、生前戒名「釋慈英」を頂戴し、生きながら仏道を志すも前途多難、いまだ誘惑多し。中途入社のテレビ朝日映像に23年在籍。5カ国放浪のデジカメ取材で撮りすぎた素材テープの編集で自滅、特番の制作現場から滑り落ちてのち「ワイド!スクランブル」のデスク歴10年。独立後は共生の理念に基づいた障がい者自立支援のためのグループホーム「 慈英(J) ハウス」の運営と、「有機の里」構想の実現に向け千葉の館山に単身移住を決意。一方で「食と暮らしいいこと委員会」を立ち上げ、毎月第2土曜日、青山の国連ビルにて「オーガニックアカデミー」を主宰。


参考図書

まず種から始めよ からだと地球を癒す種と土と野菜の本

石井吉彦
ココロ