六本木ヒルズライブラリー

3.11東日本震災と地図(ディスカッション)

【ファシリテーター】太田 弘(慶應義塾教員/六本木ライブラリーメンバー)
【ゲスト】古橋 大地(東京大学空間情報センター 特任研究員) ほか

ライブラリーイベント

【ライブラリーメンバー対象】 ※申込みはマイページからとなります。
※六本木ライブラリーLIVEは、六本木/平河町ライブラリーのメンバー限定のイベントです。ご同伴の方は参加できませんのでご注意ください。

日時

2012年04月23日 (月)  19:30~21:00

終了しています

内容

【概要】
2011年3月11日から早一年が過ぎ、被災地では復興に向けて、力強い都市基盤の整備や地域コミュニティーの再構築が始まっています。今回のLIVEでは、未曾有の被害をもたらした震災被災の状況を震災直後から時々刻々伝えたWeb地図や、関連地図を紹介します。ディスカッションでは、この被害の実相と政府・自治体の被災状況の把握や救援の行動指針となった地図、また市民による必要な震災情報の可視化-visualization-としての地図(OSM: OpenStreetMap, Sinsai.info)、震災情報としての地図の視点から、その役割をライブラリーメンバーで考えたいと思います。

【ポイント】
・グループになり自己紹介の後、震災時に目にした地図はどんなものがあったかについて、自由に意見交換・議論します。
・今回の震災に関するWeb map/地図を紹介、現地写真等を見て議論します。
・最後に全体でシェアします。

太田氏、古橋氏のほか、専門家が2名ついて皆様の疑問にお応えします。

【太田 弘プロフィール】
ライブラリーメンバー、慶應義塾教員、フェリス女学院大学で自然地理学を担当。日本国際地図学会常任委員・評議員、日本学術会議 地図・GIS小委員会 幹事、六本木ライブラリー メンバーズ・コミュニティ「天空のマップカフェ(申請中)」副代表。

【古橋 大地プロフィール】
東京大学空間情報科学研究センター 特任研究員。 マップコンシェルジュ株式会社 代表取締役社長。 一般社団法人 オープンストリートマップ・ファンデーション・ジャパン 副理事長。
1975年 東京都に生まれ。1994~1999年 東京都立大学 理学部 地理学科 地理情報学研究室に所属。主に衛星リモートセンシング、地理情報システム、標高データ解析を学ぶ。1999~2001年 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 環境学専攻 自然環境コースに所属。北アルプスの乗鞍岳をフィールドに、空中写真判読、トータルステーション測量、GPS測量、植生調査など現地調査を踏まえた地理情報システムでの実務的な利用方法を学ぶ。環境学修士号取得。2001年4月 株式会社オープンGIS社に入社。テクニカルサポートマネージャとして、地理情報システムソフトウェア販売、サポート、トレーニング、プログラミングなどを担当。特技:木登り。趣味:ツリーハウス。

太田氏お薦め書籍

『地域を支える空間情報基盤—クラウド時代に向けて』 関本義秀/監修 東京大学空間情報科学研究センター寄付研究部門 空間情報社会研究イニシアティブ/編著 古橋大地/共著 (日本加除出版 2011/6/17刊)

『GIS NEXT35号』(株式会社ネクストパブリッシング 2011/04刊 )

六本木ライブラリーLIVEとは?

2012年4月から六本木ライブラリーにて「六本木ライブラリーLIVE」がスタートします。

「六本木ライブラリーLIVE」は知的好奇心に溢れるメンバーが集い、"人•情報"が交わることで生まれる化学反応を体験するイベントです。スピーカー、聴講者という壁を取り払い、フラットな関係でテーマについてディスカッションしたり、ワークショップをしたり、時には気楽におしゃべりも。
参加に必要なことはシェアする気持ちです。
随時、一緒に盛り上げてくださるメンバーも募集しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

参考図書

GIS NEXT 〈第35号(2011.4)〉 — 地理情報から空間IT社会を切り拓く 特集:思いをつなげ!

ネクストパブリッシング
ネクストパブリッシング

地域を支える空間情報基盤—クラウド時代に向けて

東京大学空間情報科学研究センター,関本義秀
日本加除出版