六本木ヒルズライブラリー

温暖化対策はエネルギー選択そのもの
--COP17ダーバン会議の結果と日本の行く末--

【スピーカー】小西雅子(WWFジャパン気候変動プロジェクトリーダー)

ライブラリートーク

【ライブラリーメンバー対象】 ※申込みはマイページからとなります。

日時

2012年03月01日 (木)  19:15~20:45

終了しています

内容

【概要】
原発事故以降、温暖化対策は後回し、という雰囲気があるかもしれません。しかし温暖化対策も急を要しています。実は安全なエネルギーと温暖化対策は十分両立が可能です。
今回のライブラリートークでは、まず地球温暖化の現状を世界各地の写真を使って視覚に訴えながらお伝えし、温暖化を防ぐための国際交渉を解説します。昨年末のCOP17ダーバン会議では、画期的にすべての国を対象とした法的枠組み(議定書など)が2015年に決まることになりました。報道で耳にすることがあっても、複雑でなかなかわかりにくい温暖化の国際交渉ですが、中身は息詰まる人間ドラマが展開されています。

スピーカーは温暖化交渉にずっと参加されている小西雅子氏に、国際交渉の現実を臨場感たっぷりにお話いただくとともに、今回の結果が日本にとってどのような意味があるのか、解きほぐしていただきます。日本では今エネルギーをどのように選択していくかが真剣に議論されています。温暖化対策と直結するエネルギーを賢く選択していくにはどうしたらよいのか、一緒に考えていきましょう!


【小西 雅子プロフィール】
中部日本放送アナウンサーを経て、CNN(JCTV)、NHKなどでキャスター活動後、1997年に気象予報士を取得、民間気象会社の天気専門チャンネルで、天気予報及び世界の異常気象に関する環境番組をプロデュース。国際気象フェスティバル・パリ大会で「ベスト気象キャスター賞」を受賞(2002年)。異常気象の増加から、気候変動へ危機感を持ち、2004年ハーバード大学院進学、環境公共政策学修士課程終了。2005年9月より現職、京都議定書会議参加など国際交渉、及び国内排出量取引制度などの気候変動の政策提言に従事。日本気象予報士会副会長。


参考図書

地球温暖化の目撃者

小西雅子
毎日新聞社

地球温暖化の最前線

小西雅子
岩波書店


関連情報