六本木ヒルズライブラリー

ウィキリークスは「これからの物語」の始まりにすぎない
--債務危機ドミノ、そして民主制の危機 世界はどこに向かうのか--

【スピーカー】原田武夫(株式会社原田武夫国際戦略情報研究所代表/六本木ライブラリーメンバー)

ライブラリートーク

【ライブラリーメンバー対象】※マイページよりお申込みください。

日時

2011年11月09日 (水)  19:15~20:45

終了しています

内容

【概要】
昨年11月末から突如としてアメリカ秘密公電をリークし始めて一斉を風靡したウィキリークス。しかしその実態は謎に包まれたままです。
その一方で欧州を中心に「政府が持つ情報の全面開示」を求める動きが徐々に運動体として世界を席巻しつつあります。Open Government Data、略して「OGD」という考え方です。ドイツ・ベルリンではこれを強く掲げる海賊党がいよいよ大量の議席を獲得。かつて平和運動と脱原発を掲げて登場した緑の党のデ・ジャ・ヴが見え隠れしています。
世界はいったいどこに向かうのか?その時インターネットとは??ソーシャル・メディアは「社交ツール」などでは決してなく、一国の社会を完全に転覆するためのツールとして拡散されている兵器なのではないか??

元外交官としての知見をフル活用しつつ、ウィキリークスの開示した大量のアメリカ秘密公電を読み解き、過日最新刊『アメリカ秘密公電漏洩事件 ウィキリークスという対日最終戦争』を上梓した著者であり、外交シンクタンク代表でもある原田武夫が「世界はいったいどこに向かうのか」につき、鋭く切り込みます。

【原田武夫プロフィール】
東京大学法学部在学中に外交官試験に合格、外務省に外務公務員Ⅰ種職員として入省。アジア大洋州局北東アジア課課長補佐を最後に自主退職。現在独立系シンクタンク 株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)の代表(CEO)として活動。またNHKラジオ第1放送「ラジオあさいちばん」に月1回レギュラー出演するなど言論人としても活躍。2010年より、IISIAは世界有数のシンクタンクであるキール世界経済研究所が主催する官民合同フォーラム「グローバル・エコノミック・シンポジウム(GES)」のナレッジ・パートナーとしても活動しており、原田武夫は「GES Fellow Program」(若者のGES参画プログラム)のノミネーターにも任命されている。2011年10月開催の「GES 2011(年次総会)」にパネリストとして招待された。著書:『騙すアメリカ 騙される日本』(ちくま新書)、『脱アメリカ時代のプリンシプル』(ユナイテッド・ブックス)他。2011年10月28日に『アメリカ秘密公電漏洩事件 ウィキリークスという対日最終戦争』(講談社)を発売。

参考図書

アメリカ秘密公電漏洩事件 ウィキリークスという対日最終戦争

原田武夫
講談社

騙すアメリカ 騙される日本

原田武夫
筑摩書房

脱アメリカ時代のプリンシプル

原田武夫
ユナイテッド・ブックス