六本木ヒルズライブラリー

今も昔も変わらない女心と黒髪の日本史

平松 隆円 (名古屋文化短期大学講師 / 国際日本文化研究センター研究員)

ライブラリートーク

【ライブラリーメンバー対象】 ※「マイページ」よりお申し込みください。

日時

2011年05月16日 (月)  19:15~20:45

終了しています

内容

【概要】
『源氏物語』などの絵巻物にみられる高貴な女性は、そろって垂髪と呼ばれる真っ直ぐで身の丈以上はあろうかという長い髪をたくわえています。平安時代、女性の長い髪は美人の証であり、長ければ長いほど美しいとされていました。時を経て、江戸時代には身動きがとりやすい日本髪が発達します。
髪型の変化は美意識の変化であり、女性をとりまく社会情勢の変化でもあります。その背景には、いつも自分を美しく見せようとする女心がありました。
黒髪から日本の歴史をひも解きながら、女性が髪にこめた思いをたどります。

【平松隆円氏プロフィール】
世界でも類をみない化粧研究で、博士(教育学)の学位を取得。専門は、化粧心
理学や化粧文化論など。よそおいに関する研究で日本文化を解き明かしている。
主な著書に「化粧にみる日本文化」など。NTV「所さんの目がテン!」やNHK教育
「極める 中越典子の京美人学」などに出演。

※平松氏のメンバー著書ページ『化粧にみる日本文化 だれのためによそおうのか』

※平松氏フェイスブックページ