六本木ヒルズライブラリー

【朝日新聞GLOBE × アカデミーヒルズライブラリー】Breakthrough「突破する力」第11回
人工知能(ロボット)は、心をもてるか — AIブーム、その先へ
(19:15~20:45)

【スピーカー】 銅谷 賢治(沖縄科学技術大学院大学(OIST) 教授)
        岡野原 大輔(株式会社Preferred Networks取締役副社長)
【モデレーター】田中 郁也(朝日新聞オピニオン編集部記者)

ライブラリーイベント

【六本木/アークヒルズ ライブラリーメンバー対象】
※先着50名様限定

日時

2017年03月07日 (火)  19:15~20:45
終了しています

内容

朝日新聞日曜版(第1日曜日発行)のGLOBEでおなじみの「突破する力」にご登場された方や、取り上げたトピックスに関連する方をゲストにお招きし、紙面だけでは伝えきれなかったこと、そしてリアルな場でインタラクティブに意見を交わすことにより、ゲストの「突破する力」を直接感じられる機会を創ることを目的にしています。

第11回 概要

Breakthrough「突破する力」第11回は、
世界的に注目されている脳計算論的神経科学の第一人者、
沖縄科学技術大学院大学(OIST)の銅谷賢治教授をゲストにお迎えします。

銅谷教授は、脳のように柔軟で、自ら学習するアルゴリズムの開発と、
脳に学習の仕組みの解明に取り組んでいます。
ロボットをつくることで、人間の心のしくみを理解し、
さらにロボット用の脳の開発をしようというものです。
国による脳型人工知能開発のリーダーも務めています。
また、銅谷教授の研究チームは、「うつ」に関与するといわれている
神経伝達物質セロトニンの働きに注目し、
うつ状態のロボットをつくることにも成功しています。

人工知能はいずれ、心をもつようになるのでしょうか?

GLOBEの189号(2017年1月8日発行)の
特集「人工知能を愛せますか?」の執筆を担当した
田中郁也・朝日新聞オピニオン編集部記者との対談形式でお話を伺います。

【ゲストにPFN岡野原氏も決定!】(2017年2月15日更新)
最先端のAIベンチャーとして知られるプリファード・ネットワークス社の共同創業者で副社長の岡野原大輔氏もゲストにお迎えします。



【銅谷 賢治 】(どうや けんじ)

1961年東京生まれ。東京大学卒、博士(工学)。
東大工学部助手から1991年にサンディエゴに移りソーク研究所などで脳科学を学ぶ。
1994年から京都のATR研究所にて自ら行動を学習するロボットの開発と、脳の学習のしくみの研究を行う。
2004年に沖縄に行き、沖縄科学技術大学院大学 (OIST) 先行研究代表研究者、2011年OIST設立とともに神経計算ユニット教授、「副学長(研究担当)」に就任。2008年Neural Networks誌共同編集長。2011年「予測と意思決定」、2016年「人工知能と脳科学」新学術領域代表。2007年学術振興会賞、塚原仲晃賞、2012年文部科学大臣表彰科学技術賞受賞。2008、 2010、 2014年宮古島トライアスロン年代別3位入賞。

【岡野原 大輔】(おかのはら だいすけ)

株式会社Preferred Networks取締役副社長
東京大学情報理工学系研究科修了、博士(情報理工学)
2006年東京大学大学院在学中に、国際大学対抗プログラミングコンテストで出会った仲間と共に、自然言語処理・機械学習技術分野で事業を行う株式会社Preferred Infrastructureを創業、取締役副社長に就任。
2005年 未踏ソフト創造事業 スーパークリエータ認定。
2006/2007年 NLP若手の会シンポジウム(YANS)最優秀発表賞。
2007年 東京大学総長賞。2009/2010年 言語処理学会優秀発表賞。
2014年3月 IoT にフォーカスしたリアルタイム機械学習技術のビジネス活用を目的とし、西川徹と共に、株式会社Preferred Networksを設立し、現職。

【田中 郁也】(たなか いくや)

朝日新聞オピニオン編集部記者
1958年生まれ。長野県出身。82年東京大学経済学部卒、朝日新聞社入社。経済部、バンコク特派員、科学医療部、GLOBE編集部、編集委員、中国・清華大学高級訪問学者などを経て現職。