六本木ヒルズライブラリー

--武術研究会 第12回定例会テーマ「太極拳、溜めを作って打つ高探馬とは?」--

武術研究会(19:15~20:45) グレート・ブックス・ライブラリー

メンバーズ・コミュニティ

武道、スポーツ格闘技から健康太極拳まで、武術情報をシェアしながら交流する会です。武術の歴史、技の理論、精神性、姿勢や呼吸についてなど、幅広い題材で知識や経験談を共有します。

日時

2018年05月18日 (金)  19:15~20:45
終了しています

内容

【概要】

伝統太極拳を通じて、武術交流をはかる会です。
姿勢や、呼吸法など健康面にも着目していきます。

今回のテーマは「太極拳、溜めを作って打つ高探馬とは?」です。
簡易太極拳24式の中に高探馬(こうたんま)という技があります。この技は動きの中に溜めの部分が含まれるため、掌を顔面にぶち込む威力が倍増されます。太極拳では力を溜める動作を蓄勁(ちっけい)と呼びます。瓦などの静止状態のものを打つ試し割りは、蓄勁動作を行ってから打ちます。しかし、反撃の恐れのあるファイティング状態ではその時間は取れません。ファイティングの中で、蓄勁動作を作れる技とはどういうことなのでしょうか?

今回は高探馬の技を紹介します。そして、この技を例にして、「蓄勁」や「力を溜める」とはどういうことなのか、皆さんと意見交換をできればうれしいです。

座学を行った後は、24式太極拳をベースにした軽いエクササイズを行います。
「立禅」の姿勢で、腹式呼吸法と合わせて、体の重心である丹田の気を体感します。
すごくリラックスした気持ちになれると思います。
また、雲手(うんしゅ)で、背骨の軸が回転することによる生まれる体内ひずみのエネルギーが、腰椎、胸椎、肩、肘、手首、指先へとホースの水のように伝わる力の流れを体感しましょう。力とは運動量の変化です。その伝わり方が実感できれば、合理的な動きであることが理解できると思います。

太極拳の伝統の動きを学びながら、心と身体の調和を体感しましょう。
開催場所は本に囲まれた静かな部屋です。身体と静かに向き合える理想的な環境です。

太極拳は、身体と空間を一体化させるようなスローな動きに特徴があります。
このスローなイメージトレーニング手法は他の武術との差別化になっています。

インナーマッスルで身体の中心軸が最初に動き、その動きが全身に伝搬されます。
この全身がつながったスローな動きが自律神経を調節し、血行を促進させます。

24式太極拳は、伝統の楊式太極拳の型をそのまま短くして受け継いでいます。
ですから、武術家が内勁(ないけい)を練る鍛錬型としても、非常に優れています。
内勁の意味に関しては、www.lifestyle-scm.jpの記述を参考にしてください。

太極拳経験者も、スクールでは習えない伝統の動きに新たな発見があると思います。
経験のない初めての方でも、参加いただけるようにプログラムを配慮しています。
少しでも武術と健康に興味や関心のある方は、気軽にご参加ください。
服装は普段着で大丈夫です。一回だけの参加でも、リフレッシュできると思います。


【会場】
アカデミーヒルズ


【対象】
六本木・アークヒルズライブラリー コミュニティメンバー


【参加方法】
マイページ の「ライブラリー」にある「メンバーズ・コミュニティ」「参加申込み/お問い合わせ先」に記載のコミュニティ代表まで連絡の上、ご参加ください。