六本木ヒルズライブラリー
【東大EMP×アカデミーヒルズライブラリー】
モラルの起源を考える—実験社会科学からの問い
(19:15~20:45)
【スピーカー】亀田 達也(東京大学人文社会系研究科 教授)
ライブラリーイベント
【六本木ヒルズ/アークヒルズ/平河町ライブラリーメンバー対象】
※マイページよりお申込みください。
【会場】アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
日時
2017年08月29日
(火)
19:15~20:45
内容
【概要】
私たちヒトは、うまく群れ生活を送っていけるように、
数十万年以上にわたる進化時間の中で、「ヒトの心」を獲得してきました。
生物種としてのヒトは、プラス(共感・利他性)、マイナス(嫉妬・偏見・差別)の両面で、
他者の福利や社会状態に無関心でいることができない、
極めて敏感な社会的感受性を備えた動物です。私たちの日々の生活は、
この「高度に社会的な心」のおかげで、円滑に大過なく営まれていると言えるでしょう。
数十万年以上にわたる進化時間の中で、「ヒトの心」を獲得してきました。
生物種としてのヒトは、プラス(共感・利他性)、マイナス(嫉妬・偏見・差別)の両面で、
他者の福利や社会状態に無関心でいることができない、
極めて敏感な社会的感受性を備えた動物です。私たちの日々の生活は、
この「高度に社会的な心」のおかげで、円滑に大過なく営まれていると言えるでしょう。
こうした心の仕様は、「今・ここ・私たち」の範囲で機能することを前提にしています。
しかし、「群れ」や「仲間」を大きく超えて人々がつながる現代、
異なるモラルや価値という境界線を超えて、「未来・あちら・彼ら」を含む、
平和で安定した社会を築くことは可能でしょうか。
しかし、「群れ」や「仲間」を大きく超えて人々がつながる現代、
異なるモラルや価値という境界線を超えて、「未来・あちら・彼ら」を含む、
平和で安定した社会を築くことは可能でしょうか。
1350万人という東京の人口、70億を超える世界の人口といった今日の状況は、
進化史はもちろん、歴史的にも未曾有のものです。
「群れ仕様」の進化的な心を所与としながら、いかに「人の社会」を構築するのか、
「実験社会科学」という文理融合の新しいアプローチから考えてみたいと思います。
進化史はもちろん、歴史的にも未曾有のものです。
「群れ仕様」の進化的な心を所与としながら、いかに「人の社会」を構築するのか、
「実験社会科学」という文理融合の新しいアプローチから考えてみたいと思います。
■会員以外の50名様限定で特別にご招待いたします■
アカデミーヒルズの会員制ライブラリーのメンバー対象のイベントですが、50名様限定で特別にご招待いたします。
ご希望の方は、こちら(ライブラリーメンバーは、マイページよりお申込みください。)よりお申込ください。
※先着順。50名になり次第募集を終了いたします。
ご希望の方は、こちら(ライブラリーメンバーは、マイページよりお申込みください。)よりお申込ください。
※先着順。50名になり次第募集を終了いたします。
亀田 達也(かめだ たつや) プロフィール
東京大学人文社会系研究科 教授
東京大学文学部社会心理学専修課程卒業
同大学院社会学研究科修士課程修了
イリノイ大学大学院心理学研究科博士課程修了
Ph.D.
1989 年 東京大学文学部助手、
1991 年 東洋大学社会学部講師
1994 年 北海道大学大学院文学 研究科助教授(2000 年同教授)
2008~2009 年 Residential Fellow (Stanford University, Center for Advanced Study in the Behavioral Sciences),
2009 年~2012 年 Global COE「心の社会性に関する教育研究拠点 」(北海道大学)リーダー
2012 年社会科学実験研究センター長(兼務)
2014 年10 月より現職。
日本学術会議会員(第一部)。
1991 年 東洋大学社会学部講師
1994 年 北海道大学大学院文学 研究科助教授(2000 年同教授)
2008~2009 年 Residential Fellow (Stanford University, Center for Advanced Study in the Behavioral Sciences),
2009 年~2012 年 Global COE「心の社会性に関する教育研究拠点 」(北海道大学)リーダー
2012 年社会科学実験研究センター長(兼務)
2014 年10 月より現職。
日本学術会議会員(第一部)。
専門は、意思決定科学、社会心理学、行動生態学。
ヒトの社会行動のしくみを、 “進化・適応のメタ理論”
(亀田・村田 2010『複雑さに挑む社会心理学:適応エージェントしての人間』有斐閣)から研究している。
「さまざまな不確実性を人々が社会的にどのように解き、
集団としてのメリット(“規模の経済”)を実現し得るのか」という問題意識から、
①社会規範や「正義」の概念の成立ちとその行動・認知・神経基盤の検討、
②集団での意思決定や協同行為を支える認知・行動アルゴリズムの解明、
③他者と関わる心(“共感性”)のしくみの理解、などに関心をもつ。
脳科学、経済学、進化生物学、情報科学など隣接領域の研究者との
コラボレーションをすることが多く、分野の壁を超えて新技術・新知識を
貪欲に取り入れたいと考えている。
主な著書に亀田達也・村田光二 『複雑さに挑む社会心理学—適応エージェントとしての人間 』
(改訂版)(有斐閣、2010)、山岸俊男・亀田達也(編著)『社会のなかの共存 』
(岩波講座 コミュニケーションの認知科学、第4 巻)(岩波書店、2014)、亀田達也(編)
『「社会の決まり」はどのように決まるか 『フロンティア実験社会科学, 第6 巻』(勁草書房、2015)、
『モラルの起源—実験社会科学からの問い』(岩波新書、2017 年)など他多数。
(岩波講座 コミュニケーションの認知科学、第4 巻)(岩波書店、2014)、亀田達也(編)
『「社会の決まり」はどのように決まるか 『フロンティア実験社会科学, 第6 巻』(勁草書房、2015)、
『モラルの起源—実験社会科学からの問い』(岩波新書、2017 年)など他多数。
http://www.tatsuyakameda.com/MEMBER/kameda_profile.html
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