2017年06月22日 (木)  19：15～20：45

【概要】

北朝鮮の度重なるミサイル発射に国際的批判は高まっていますが、
技術的には確実に進展しているといの予測が大半です。

このような状況の中、中国は慎重な姿勢を保ち続けています。

韓国では、革新系「共に民主党」の文在寅（ムン・ジェイン）氏が大統領に就任、
北朝鮮には融和姿勢を示しています。
また、従軍慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」をうたう
15年の日韓合意については再交渉が必要との考えをもっており、
今後の日韓関係に影響を与えることは確実です。

今、東アジアの各国の動きや関係性が変化しています。
そこへ米国の動きも加味され、先が読めなくなっています。

このような状況をカーティス教授はどのように解釈されているのでしょうか？
2017年の第2回は、「緊張高まる東アジア情勢」についてお話いただきます。

1940年ニューヨーク生まれ。1962年ニュー・メキシコ大学卒業。1964年コロンビア大学修士課程終了。1969年同大学博士号取得、1968年から40年以上コロンビア大学で教鞭をとり、現在は、コロンビア大学政治学名誉教授 、早稲田大学客員教授。1973年から91年まで、コロンビア大学東アジア研究所長を12年間務める。慶応大学、政策研究大学院大学、コレージュ・ド・フランス、シンガポール大学など客員教授を歴任。中日・東京新聞の客員及びコラムニストのほか、新聞、テレビなど内外のマスコミで活躍。三極委員会委員、米外交評会委員、米日財団理事。大正正芳記念賞、中日新聞特別功労賞、国際交流基金賞、旭日重光賞を受賞。主な著書に『代議士の誕生』、『日本型政治の本質』、『日本政治をどう見るか』、『永田町政治の興亡』『政治と秋刀魚』など。