六本木ヒルズライブラリー
メンバー企画 明星大学 永田里美先生
「日本語力って何だろう? ~永田先生、 国語って何を学ぶ教科ですか?~」
ライブラリーメンバー
日時
2020年09月30日
(水)
19:30~20:30
(※申込締切:9/29(火)18時)
内容
今回のライブラリーイベントは、ライブラリーメンバーで、明星大学准教授として国語科教員の養成をされている永田里美先生をお迎えして、「日本語力って何だろう?」というテーマで、みなさまと意見交換したいと思います。
「国語の読解力の低下が叫ばれていますが、必ずしも事実はそうではありません。」と永田先生はおっしゃいます。国語で理解が必要とされる範囲が、以前より広大となっている今、実用的な文章の読解が取り入れられ、文学など、文章を味わい感じいるような学習にかける時間は確かに減っているかもしれませんが、それだけで国語能力が低下しているとは言い切れないようです。
例えば小学校の家庭科では売買契約、中学校ではクレジットについて学び、中学および高等学校では起業と金融システムについて学ぶ今の学習環境において、そのような学びを支えるのが「言葉」つまり国語です。国語は、時代にあわせ社会環境に沿った形で、生きぬく抜くためのツールとして、機能を果たし続けているとも言えそうです。
当日は、永田先生に今の国語科教育の現状についてお話を頂くとともに、改めて日本語とは?国語を学ぶとは?についてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
正解を見つける議論ではなく、それぞれの経験や考えをシェアすることで多様な意見に触れ、気づきを得るための交流会です。是非 お気軽にご参加ください!
永田 里美(ながた さとみ)
明星大学 教育学部 教育学科 准教授
明星大学 教育学部 教育学科 准教授
筑波大学第一学群人文学類卒、同大学大学院博士課程文芸・言語研究科(言語学専攻日本語学)単位取得退学。公立高校教諭、教育センター指導主事等を経て、現在、明星(めいせい)大学教育学部准教授。専門は日本語学、国語科教育学。近著に『PISA型読解力−論理的な認識に導く言葉の力を』(共著、金子書房、2020年)、「携帯電話世代のコミュニケーション」(『教育PRO』49-21、2019年)等。跡見学園女子大学、筑波大学兼任講師。大修館書店国語教科書編集協力。
募集要項
日時 |
2020年09月30日
(水)
19:30~20:30 (※申込締切:9/29(火)18時) |
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注意事項 |
本イベントは、zoomミーティングを使用したオンラインセミナーとなります。 |
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