六本木ヒルズライブラリー
今読むべき新刊書籍12冊 -2020年2月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。
大地震、感染症の拡大、巨大台風… 想定外の危機の時こそ問われるのが、リーダーシップ。
もし、それが全く機能しないとしたら?
プエルトリコは、アメリカ合衆国の領土でありながら、植民地的な存在。
この島を未曽有のハリケーンが襲った時、トランプ政権は十分な支援を行ったのだろうか…?
赤十字やFEMA(米連邦緊急事態管理庁)は機能したのだろうか…?
という疑問がわいてしまうのは、『島を救ったキッチン』を読んだから。
気まぐれや思い込みをTwitterで発信し続ける大統領。
大組織の弊害と行政システムの狭間に落ち込んだような島で、水もなく飢えていく人々。
自国からの必要な救援がない中で、私たちは生き延びることができるでしょうか。
延べ300万食を届けたシェフの、「一個人としての力」に勇気づけられます。
私たちの日々の暮らしの中でも、世界経済を考える上でも、関わることの多くなってきた、イスラム教。そしてそれを信仰する人々。
そもそも一体どういう宗教なの? 何を信じているの? 日本にはどのくらいの人が住んでいるの? そんなシンプルな問いならば、さっとwebで見たデータでもわかります。しかし、それだけでいいのかな?
自分が「たまたま知ったこと」は印象が強くなるけれど、全体像を知らなければ何も言えない。そんな思いのある人に役立つ、『日本のイスラーム』。
一冊の書籍を読むことで知る、全体を俯瞰する力。
それも、読書の楽しみのひとつです。
島を救ったキッチン
ホセ・アンドレス、リチャード・ウルフ双葉社
日本のイスラーム
小村明子朝日新聞出版
告発—フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル
ブリタニー・カイザーハーパーコリンズ・ジャパン
薪を焚く
ラーシュ・ミッティング晶文社
免疫力を強くする
宮坂昌之講談社
BIG NINE—巨大ハイテク企業とAIが支配する人類の未来
エイミー・ウェブ光文社
100年前から見た21世紀の日本—大正人からのメッセージ
大倉幸宏新評論
企業研究者のための人生設計ガイド—進学・留学・就職から自己啓発・転職・リストラ対策まで
鎌谷朝之講談社
クリーンミートー培養肉が世界を変える
ポール・シャピロ日経BP
HOW TOハウ・トゥー—バカバカしくて役に立たない暮らしの科学
ランドール・マンロー早川書房
未来をつくる言葉
ドミニク・チェン新潮社
アルゴリズムフェアネス—もっと自由に生きるために、ぼくたちが知るべきこと
尾原和啓KADOKAWA
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