六本木ヒルズライブラリー
今読むべき新刊書籍12冊 -2020年4月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。
自分にとって本当に大切なものは何かということが、誰にでもはっきりと見えてきたこのひと月。
正解のない、大き過ぎる問題に疲れたら、大切なものを守るために、立ち上がった人々の実話を振り返ってみませんか。
オピオイドは、米国で医師によって処方される鎮痛剤。
しかし効力が強力過ぎて、普通の人を薬物依存者にしてしまうことが続き、その数は400万人にも上りました。
このような社会問題に気づいた患者の家族や医師たちは、製薬会社や司法と戦い、物事をあるべき方向へ進めようとしていきます。
一人一人が「社会のために私にできることは何か?」と考え、行動することで、世の中を変えていくことに勇気づけられます。
「死なない人はいない」とわかってはいても、普段なら日常生活に紛れて死を一日中意識していることはないでしょう。
「死なない人はいない」とわかってはいても、普段なら日常生活に紛れて死を一日中意識していることはないでしょう。
しかし、あっという間に命を失う人々の話がここまであふれていると、自分や身近な人の人生の終わりについて考えざるを得ません。
『エンド・オブ・ライフ』は、プロのノンフィクション・ライターである著者が、長い時間をかけて経験してきたこと、考えられたことがとても整理されてまとめられています。
人の一生は、宇宙の流れからしたらほんの一瞬。
でもだからこそ、意味のあるものにできるのです。
DOPESICK—アメリカを蝕むオピオイド危機
ベス・メイシー光文社
エンド・オブ・ライフ
佐々涼子集英社インターナショナル
最初に夜を手ばなした
椿冬華マガジンハウス
世界を支配するベイズの定理
ウィリアム・パウンドストーン青土社
世界の悲惨1
ピエール・ブルデュー藤原書店
下級国民A
赤松利市CCCメディアハウス
トラックドライバーにも言わせて
橋本愛喜新潮社
正義の行方—ニューヨーク連邦検事が見た罪と罰
プリート・バララ早川書房
永遠のソール・ライター
マーギット・アーブ、マイケル・パリーロ小学館
ビジュアル パンデミック・マップ—伝染病の起源・拡大・根絶の歴史
サンドラ・ヘンペル【著】竹田 誠、竹田 美文【日本語版監修】日経ナショナルジオグラフィック社
汚れた桜—「桜を見る会」疑惑に迫った49日
毎日新聞「桜を見る会」取材班毎日新聞出版
人類はなぜ〈神〉を生み出したのか?
レザー・アスラン文藝春秋
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