六本木ヒルズライブラリー

今読むべき新刊書籍12冊 -2021年5月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

『お空から、ちゃんと見ててね』あしなが育英会(編)など、新着本からお薦め書籍をご紹介します。





もう1年以上、自由な行動を束縛され、
ストレスも限界に達している気がする私たち…。
しかし、1年どころか10年以上、
苦しみ続けている子どもたちもいます。

『お空から、ちゃんと見ててね。』は、
東日本大震災で親や家族を失った子どもの作文集。
当時の文だけでなく、
その後の10年間の成長や辛さを綴った文章等も
載せられています。

“ 保育園から帰ると、
 お母さんが作ったおやつを食べさせてくれたね。
 3月10日までは、いい日だったね。”

亡くなった母に、そう語りかける小学3年生。

壮絶な体験をしてもそれを周りのせいにせず、
自分で引き受け、強く、優しく生きていく子どもたち。

If I wasn't hard, I wouldn't be alive.
If I couldn't ever be gentle,
I wouldn't deserve to be alive.
というフレーズが、思い出されました。
 

(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



お空から、ちゃんと見ててね

あしなが育英会
朝日新聞出版

軌道

松本創
新潮社

どうしても頑張れない人たち

宮口幸治
新潮社

取材・執筆・推敲 書く人の教科書

古賀史健
ダイヤモンド社

読書大全

堀内勉
日経BP

分水嶺

河合香織
岩波書店

平成ネット史 永遠のベータ版

NHK『平成ネット史(仮)』取材班
幻冬舎

スウェーデン福祉大国の深層

近藤浩一
水曜社

ハーバード式Zoom授業入門

ダン・レヴィ
青弓社

父を撃った12の銃弾

ハンナ・ティンティ
文藝春秋

小説家になって億を稼ごう

松岡圭祐
新潮社

トヨタの会議は30分

山本大平
すばる舎