六本木ヒルズライブラリー

今読むべき新刊書籍12冊 -2021年2月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
『モダン・ラブ~いくつもの出会い、とっておきの恋』ダニエル・ジョーンズ(著)、『相続地獄—残った家族が困らない終活入門』森永卓郎(著)など、新着本からお薦め書籍をご紹介します。





Amazon プライムで配信されている人気ドラマ、「モダン・ラブ~今日もニューヨークの街角で」。
本書はこの原作で、米ニューヨーク・タイムズ日曜版に毎週連載されていたコラム集です。

これが実話だということが嬉しくなるような、人生の暖かい場面、しみじみとした深い瞬間を切り取った、短い物語が21編続きます。

「ラブ」といっても、恋愛感情よりむしろ、ふっと隣に座っただけの人、会社の同僚といったカジュアルな関係の中にある、人々の優しさや思いやり = 愛 が、いつまでも心に残ります。




親が一戸建てでても所有していれば、かなりの確率で子どもは関わざるを得ない、相続税。
「いっそ、相続税は100%。つまり親等の遺した財産は国が全部持っていってしまえばいい!」という論に賛成する著者が体験した、相続の物語。


相続の実際についての幅広い話が展開されるのですが、それだけではありません。
例えば、税制の不備。
毎年200兆円が相続されながら、税収はその100分の1の2兆円しかありません。
実際の税率は10%にもなっていないのか? これはなぜ? 等、相続をネタにしながら、著者の人生後半の考え方、家族関係、仕事や趣味等の生き方に焦点が合った一冊です。
 

(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



モダンラブ いくつもの出会い、とっておきの恋

ダニエル・ジョーンズ
河出書房新社

相続地獄—残った家族が困らない終活入門

森永卓郎
光文社

もしわたしが「株式会社流山市」の人事部長だったら

手塚純子
木楽舎

なぜ「よそ者」とつながることが最強なのか

戸堂康之
プレジデント社

新型コロナウイルスCOVID-19特講

岡秀昭
中外医学社

あなたはなぜ誤解されるのか

竹内一郎
新潮社

僕の大統領は黒人だった 上

タナハシ・コーツ
慶應義塾大学出版会

小飼弾の超訳「お金」理論

小飼弾
光文社

TIMELESS 石岡瑛子とその時代

河尻亨一
朝日新聞出版

中銀カプセルスタイル—20人の物語で見る誰も知らないカプセルタワー

中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
草思社

2040年の未来予測

成毛眞
日経BP

ビジネスの未来

山口周
プレジデント社