六本木ヒルズライブラリー
今読むべき新刊書籍12冊 -2020年12月-
「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?
新着本からお薦め書籍をご紹介します。
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「スマホは脳に悪い」と書いてありそうな本を読む時でさえ、スマホを使ってしまう。。。
そのようなコロナ時代だからこそ必要な、スマホとの付き合い方とは ?
精神科医の著者が強調するのは、そもそもの脳の仕組みと、その脳が、全く進化していないこと。
-たとえば、短時間で終わる危機に慣れている私たちの脳は、長期間続くストレスに耐えるようにできていません。
特に目新しいことが書いてあるわけでもないのですが、だからこそ、脳の働き方に向き合って、親切で博識な著者の語り口を楽しめる読書となりました。
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これまで、霞が関官僚の劣悪な働き方の話は、知人やメディアを通じて十分に聞いてきたと思ってきました。
が、一冊の本としてまとめて読むと、全体像が浮き彫りになり、その労働環境のひどさに、溜息をつきたくなります。
「しなくてもいい努力」をせざるを得ない人たちが、この30年で民間大手企業では減ってきた、長時間労働を続けています。
これでは、健全な国家、当たり前のことが通じる国になるわけはないと、納得してしまうほどです。
「提言」が書かれているのが救いです。
この書籍が変革を起こすムーブメントになるといいのですが。
スマホ脳
アンデシュ・ハンセン新潮社
ブラック霞が関
千正康裕新潮社
株式会社ウチらめっちゃ細かいんで
佐藤啓あさ出版
MITマサチューセッツ工科大学音楽の授業
菅野恵理子あさ出版
エデュケーション
タラ・ウェストーバー早川書房
諏訪式。
小倉美惠子亜紀書房
出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記
宮崎伸治三五館シンシャ
フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。
きたみりゅうじ日本実業出版社
やばいデジタル
NHKスペシャル取材班講談社
医療現場は地獄の戦場だった!
大内啓、井上理津子ビジネス社
1キロ100万円の塩をつくる
川内イオポプラ社
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Promised Land HRD
Obama, BarackPenguin Books
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