六本木ヒルズライブラリー

今読むべき新刊書籍12冊 -2019年10月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ヒルズライブラリー。今月届いた本は何?

新着本からお薦め書籍をご紹介します。






 
「経営戦略」や、「マーケティング」といった分野別に教えられ、本も書かれてきた経営学。
MBAでもそのような科目ごとに授業がありますよね。
 
そんな分け方をするよりも、"結局、ビジネスで何をしたいの?" という目的を重視して、一気通貫に経営学を理解しようという切り口の『新しい経営学』。
 
経営に馴染みの深いライブラリーメンバーこそ、「言われてみれば確かにそうだな」とわかる斬新なアプローチです。
最新事例も豊富で、かなりのボリュームなのに読みやすい。
久しぶりに経営マネジメントの面白さを味わうことができる一冊でした。


 

 

 
 
 
「世界でもっとも不可能な仕事」というサブタイトルにひかれて読み始めた『国連事務総長』。これは初代国連事務総長が遺した言葉だそうです。
 
世の中を良くしようという真摯な思いと、駆け引きやルールとの葛藤などが面白い。
今だからこそ語ることのできるエピソードは、現場で見ていた日本人職員だからこそ。
 
昨今は、あまり一般には期待されることがなくなったとも言われる国連の、かつての姿が新鮮に映ります。
まだまだきっと、できることがあるのでしょうね。

 
 

(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



新しい経営学

三谷宏治
ディスカヴァー・トゥエンティワン

国連事務総長—世界で最も不可能な仕事

田仁揆
中央公論新社

中国「草食セレブ」はなぜ日本が好きか

袁静
日本経済新聞出版社

結局、ウナギは食べていいのか問題

海部健三
岩波書店

時間は存在しない

カルロ・ロヴェッリ
NHK出版

韓国内なる分断

池畑修平
平凡社

Deep Tech- 世界の未来を切り拓く「眠れる技術」

丸幸弘、尾原和啓
日経BP社

地図帳の深読み

今尾恵介
帝国書院

チョンキンマンションのボスは知っている—アングラ経済の人類学

小川さやか
春秋社

GAFAに克つデジタルシフト - 経営者のためのデジタル人材革命

鉢嶺登
日本経済新聞出版社

究極の歩き方

アシックススポーツ工学研究所
講談社

絶望の林業

田中淳夫
新泉社