六本木ヒルズライブラリー

今読むべき最新書籍12冊 -2017年9月-

「個人が力を伸ばしていくための本」、「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ライブラリー。今月届いた本は何?

新着本からお薦め書籍をご紹介します。

 
"低い能力でもできる仕事はAI (人工知能) に奪われやすいから、代替されないようなクリエイティブな仕事をするべきか? " と思っていたのですが、それももう、古い話だったようです。

AIやロボットの進歩は、私たちがこれまで想像していたより格段に早く進んでいるようだ。どうやら私たちが生きている間に、多くの仕事が消えてなくなってしまうらしい…。そのような話がメディアを賑わしています。

そのためにこのところ、AIに関連する書籍も多く出版されるようになりましたが、その殆どは「AIとは何か? どのように進化していくのか?」といった技術面に焦点を当てているもの。実際に私たちの仕事や暮らしがどのように変化するのかは、よくわかりません。

「自動運転の実現とは、タクシーやトラックの運転手が仕事を失うというだけではない。自動車保険業界そのものが存在しなくなるということだ。そしてクリエイターも仕事を失う」と、衝撃的な未来を描くのは『仕事消滅ーAIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること』。

単純作業を行う "ロボット" の生産には時間がかかる。が、数学者、精神科医、アートディレクター、ゲームクリエイターといった、知的でクリエイティブな仕事こそ、すぐに能力をコピーできる"AI"の普及によって先に消滅してしまうだろう、というのです。

・サラリーマンは頭のいい人から順にすべて没落する
・ロボットに給与を払うことの重要性とは

ささっと読める新書の体裁ですが、じっくり読んだ方が良さそうです。


(ライブラリー・アドヴァイザー:小林 麻実



仕事消滅 AIの時代を生き抜くために、いま私たちにできること

鈴木貴博
講談社

不老超寿

高城剛
講談社

アメリカを動かす「ホワイト・ワーキング・クラス」という人々—世界に吹き荒れるポピュリズムを支える“真・中間層”の実体

ジョーン・C・ウィリアムズ : 山田美明:井上大剛
集英社

MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣—シリコンバレーの起業家が教える世界で通じる最強のビジネス教養

シバタナオキ
日経BP社

世界をまどわせた地図

E.B.ヒッチング : 関谷冬華 訳
日経ナショナル

大人のための国語ゼミ

野矢茂樹
山川出版社(千代田区)

問題解決「脳」のつくり方

マシュー・E・メイ : 藤島みさ子
日本実業出版社

介護の未来をどうするか?—ニッポン破綻を生き抜く介護論

上坂徹
実業之日本社

ボコ・ハラム

白戸圭一
新潮社

START UPスタートアップ—アイデアから利益を生みだす組織マネジメント

ダイアナ・キャンダー:牧野洋
新潮社

10倍速く書ける超スピード文章術

上阪徹
ダイヤモンド社

オープン・シティ

テジュ・コール : 小磯洋光
新潮社