六本木ヒルズライブラリー
今読んでおくべき最新書籍16冊 -2014年5月-
「個人が力を伸ばしていくための本」「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷されるライブラリー。
今月届いた本は何? 新着本からお薦め書籍をご紹介します。
ゴールデンウィークは終わってしまいましたが、夏休みまではまだ遠い…。そんな少しブルーな気分を吹き飛ばすために、スリリングな金融サスペンスはいかがでしょう?
世界情勢や金融界をシニカルに見つめる著者の視点は、それだけでも日本と海外の違いを教えてくれるもの。世界を駆け巡り、テンポよく展開していくストーリーは、読み始めると止まらなくなってしまいますよ。
世界と日本の違いを痛感することの一つに、企業や国家のリーダー層のスピーチがあります。
いまだに書いたものを読み上げるようなスピーチも見られる日本とは異なり、公の場で、明確に話す力が求められる諸外国。
政財界の権力者や魅力的な人々が集うダボス会議は、その頂点と言われています。
「トップリーダーたちの話術の8割は、言葉を超えたメッセージである」という著者の主張には、素直にうなずけます。
壮絶ないじめを受ける東京の帰国子女の日記を、カナダの西海岸で拾った女性作家。
読み進むうちに少女の日常や考え、周囲の状況に取り込まれていくのですが…。
日本とカナダ、過去と現在がつながりあう物語は、ブッカー賞と全米批評家協会賞の最終候補にもなりました。
壮大な世界観が私たちをひきつけます。
(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実)
タックスヘイヴン
橘玲幻冬舎
ダボス会議に見る世界のトップリーダーの話術 - 言葉を超えたメッセージの戦い
田坂広志東洋経済新報社
あるときの物語 上
ルース・オゼキ【著】, 田中文【訳】早川書房
申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。—コンサルタントはこうして組織をぐちゃぐちゃにする
カレン・フェラン【著】,神崎朗子【訳】大和書房
「働く」を再起動する
ミッチ・ジョエル【著】, 村上彩【訳】阪急コミュニケーションズ
なぜ、「異論」の出ない組織は間違うのか
宇田左近PHP研究所
100億円を引きよせる手みやげ
越石一彦総合法令出版
マッキンゼー流入社1年目ロジカルシンキングの教科書
大嶋祥誉SBクリエイティブ
引きずらない人は知っている、打たれ強くなる思考術
豊田圭一クロスメディア・パブリッシング
やってはいけない相続税対策と遺産分割
龍前篤司, 山崎隆ファ−ストプレス
サムスンの真実—告発された巨大企業
金勇〓,金智子バジリコ
記者たちは海に向かった
門田隆将KADOKAWA
レジリエンスビルディング—「変化に強い」人と組織のつくり方
ピースマインド・イープ株式会社英治出版
成功のための未来予報
神田昌典きずな出版
外資系金融のExcel作成術
慎泰俊東洋経済新報社
熟成肉—人気レストランのドライエイジングと料理
柴田書店柴田書店
注目の記事
-
01月21日 (火) 更新
本から「いま」が見えてくる新刊10選 ~2025年1月~
毎日出版されるたくさんの本を眺めていると、世の中の"いま"が見えてくる。新刊書籍の中から、今知っておきたいテーマを扱った10冊の本を紹介しま....
-
01月21日 (火) 更新
aiaiのなんか気になる社会のこと
「aiaiのなんか気になる社会のこと」は、「社会課題」よりもっと手前の「ちょっと気になる社会のこと」に目を向けながら、一市民としての視点や選....
-
01月21日 (火) 更新
リスキリングは次のフェーズへ!<イベントレポート>
ゲストにリスキリングを日本に広めた第一人者の後藤宗明さん、LinkedInの日本代表を務める田中若菜さんをお迎えし、個々人がどのようにリスキ....