六本木ヒルズライブラリー

今読んでおくべき最新書籍16冊 -2013年12月-

「個人が力を伸ばしていくための本」「センスの良さと知性を兼ね備えた本」が続々と入荷している六本木ライブラリー。今月届いた本は何? 新着本からお薦め書籍をご紹介します。


恋愛や消費に消極的と言われる今どきの若者は「草食系」などと呼ばれていますが、その下の年代をご存じですか?
現在20歳前後の彼らは、バブル世代を親に持ち、小さい頃から家族で海外旅行に出かけ、サマースクールのためにハワイへ行くのも珍しくなかった世代。
しかしバブルな親世代とは異なり、終身雇用の崩壊のために、未来に希望を持てないでいます・・・という説はほんとうでしょうか?

『大人が知らない「さとり世代」の消費とホンネ』では、いつの時代も大人にはわからない、若い人たちの考え方を垣間見ることができます。



著作権を身近なものと思っている人は、あまり多くないと思います。
が、実は私たちが毎日つぶやいているツイッターやフェイスブックは、著作権と大きな関係があります。
私のやっていることが知らないうちに罪になるのかな?

そんな疑問をつきつめていくと、日本の旧世代の人々、これまでの利益を守ろうとする人々につきあたります。
世界の変化を取り入れて、日本をもっとよくしていこうとする人は、とても少ないのかもしれないと、悲観的になってしまう現実が見えます。




スプツニ子!はロンドン大学インペリアルカレッジ数学部を卒業し、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)の大学院で学んだアーティスト。
先月からは米MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボの助教授に就任。
まだ28歳という彼女のパワフルさには圧倒されます。

「大切なのは人の考えをゆさぶり議論が起きること」というスプツニ子!が書いた『はみだす力』は、いろいろな意味で刺激的。
アートとは何だろうと考えてみたくなります。

(ライブラリーアドバイザー:小林 麻実)



大人が知らない「さとり世代」の消費とホンネ—不思議な若者マーケットのナゾを解く!

牛窪恵
PHP研究所

著作権法がソーシャルメディアを殺す

城所岩生
PHP研究所

はみだす力

スプツニ子!
宝島社

爆速経営—新生ヤフーの500日

蛯谷敏
日経BP社

ウォートン・スクール ゲーミフィケーション集中講義

ケビン・ワーバック,ダン・ハンター【著】,三ツ松新【監訳】,渡部典子【訳】
阪急コミュニケーションズ

君に友だちはいらない

瀧本哲史
講談社

驚きがブレイクスルーをもたらす—「リープ・フロッギング」の発想戦略

ソーレン・カプラン【著】,山本晶子【訳】
マグロウヒル・エデュケーション

辞めません。でも、頑張りません。

吉田実,上林周平,山田静香
KADOKAWA

「がん」からもう一度人生が始まる—絶望や不安を希望に変える心の持ち方

保坂隆
PHP研究所

人体特許—狙われる遺伝子情報

五十嵐享平
PHP研究所

妹は3歳、村にお医者さんがいてくれたなら。—わたしたちが900万人の人びとに医療を届けるわけ

国境なき医師団日本
合同出版

トンネラーの法則—どんな逆境もはねのける人はどこが違うのか?

ロム・ブラフマン【著】,藤島みさ子【訳】
阪急コミュニケーションズ

妻が椎茸だったころ

中島京子
講談社

フランスのおいしい食材ノート—パリ郊外アントニーの市場から (新装新版)

稲葉由紀子
河出書房新社

トップシークレット・アメリカ—最高機密に覆われる国家

デイナ・プリースト,ウィリアム・アーキン【著】,玉置悟【訳】
草思社

性と柔—女性柔道史から問う

溝口紀子
河出書房新社