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生きるためのさまざまな力

カフェブレイク・ブックトーク第11回

更新日 : 2009年08月19日 (水)

第6章:その他の〈力〉




澁川雅俊: 良いコミュニケーションの目標はつまるところ『すごい!人間関係力』(内田雅章著、08年PHP研究所)を身に付けることでしょう。それはネットを越えての『万有縁力』(EC研究会とってもe本プロジェクト編著、01年プレジデント社)で、人と人を『つなげる力』(藤原和博著、08年文藝春秋)となります。

『続ける力』(伊藤真著、08年幻冬舎)や『やりとげる力』(S・プレスフィールド著、宇佐和通訳、08年筑摩書房)や『SEのための「どこでもやれる力」のつけ方』(野口和裕著、08年技術評論社)や『「キレない力」を作る50の方法』(中谷彰宏著、07年ダイヤモンド社)などは忍耐力を中心とした気力、あるいは根性や持久力の問題と方法を扱っています。

また『すぐやる力』(岡本正善著、08年PHP研究所)も一見その系列の問題を扱っているように思えますが、この本は根性よりも、人をして仕事を迅速に、効率効果的に行わせる仕組み、あるいはシステムを問題としています。おそらくその両方が必要なのでしょう。


そうした根性で仕事を進めることはもちろん大事ですが、一方では『「残業ゼロ」の人生力』(吉越浩一郎著、08年日本能率協会マネジメントセンター)や『ゆるみ力』(阪本啓一著、08年日本経済新聞社)のように緊張を解く方法を身に付けることも大事です。

人生は職業を中心に回っている時間はそう長くはないのです。そこから離れた期間をどう生きるかも考えなければなりません。一日の内何回か『笑いの力』(河合隼雄・養老孟司・筒井康隆著、05年岩波書店)を発揮して、身心をゆるめることも仕事力の1つではないでしょうか。『高校野球に学ぶ流を力』(手束仁著、08年サンマーク出版)などは、先に挙げた『空気を読む力』と語感的に同じようですが、この本はチャンスを活かすタイミングをどうとらえるかを問題にしています。(終)

※書籍情報は、株式会社紀伊国屋書店の書籍データからの転載です。

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