VISIONARY INSTITUTE
第4回 未来をつくるイノベーションのための文化資本
VISIONARY INSTITUTE(ヴィジョナリー・インスティテュート)は、私達の過去・現在・未来を統合的に通観して、「今、私達が学んでおかなくてはならないこと」を創発し、よりよい未来への卓見力を育む。次世代に伝承してゆく本質的な価値創造を志向する学習機会です。
日時
内容
VISIONARY INSTITUTE - 2010 Seminar
その第1回は、未来の知識創造の根幹に私達の実践知を据え、日本になくてはならない賢慮型リーダーシップについて学んだ「美徳の経営」論。第2回は、日本独自のわび・さび・数寄を異文化の視点から洞察し、Made in JapanからThought in Japanへの示唆に富んだ「未来を発見するデザイン」論、第3回は常にイノベーションを繰り返すアート領域におけるネットワーク状況を看破し心と身体の関係・物質と精神の関係にまで及ぶ「未来を予見するアート」論へと発展。
毎回、盛況のうちに私達の新たな発見と気づきにあふれるアプローチを続けています。
第4回は、福原義春氏(株式会社資生堂名誉会長)をお迎えします。福原氏は、資生堂の経営者として大胆な経営改革やグローバル戦略を推進、また、企業メセナ協議会や東京都写真美術館館長などの公職を数多く務められています。さらに、「2010年国民読書年」運動など、文字・活字文化の発展に関わる活動を推進される経済界きっての読書家としても知られています。
昨年出版された著書『だから人は本を読む』(東洋経済新報社 2009/09)では、ご自身の数々の良書との出会い、気づきに満ちた読書体験を通じて、読書から教養を得る楽しみ、読書から企業人が研鑽を積む秘訣、更には日本の出版・活字文化の大いなる課題を提言されています。今回のセミナーでは、現代、私達が見過ごしてはならない「未来をつくるイノベーションのための文化資本」の本質についてお話いただきます。
第4回 未来をつくるイノベーションのための文化資本
国際競争社会の現代に、「日本人らしいしなやかさ、柔軟さ、二重基準、きめこまやかな表現などを保証するには読書に他ならないといって良さそうだ。そしてそこからあなた自身の独自の歴史観、価値観、判断、意見などが生まれてくる。それもなるべく多くの賛成・反対を含めた思想に触れないと出てこない。」と示されます。
「今や日本のモノ作りが世界レベルでも貴重になっているといわれている。その日本人のモノ作りも私達のコミュニケーションの方法や力によって裏打ちされている。」と提言される福原氏の言葉に、私達の文化基礎力を痛感します。
昨年、福原義春氏には東京藝術大学教授伊藤俊治先生と、「『美』という21世紀の文化資本−今、日本人が見失ってはならないこと」と題してご対談いただきました。
本年のVISIONARY INSTITUTEでは、次代に継承しなくてはならないこと、未来の日本創造になくてはならないこと、イノベーションのために私達が一度立ち止まって考え抜かなくてはならない、私達の文化資本の本質についてお話いただきます。時代が急ぎすぎた社会の弊害を冷静に見つめながら、今、私達が学ぶべき不朽・不変の揺らぐことのない真価について得られることは、私達の未来に豊かな安心と希望が与えられることとなるでしょう。
ライブラリートーク「VISIONARY INSTITUTE–2010 World Cafe」
各講師陣の思想や推薦書籍を編集的に紹介し、集うメンバー同士が自在な対話を繰り返し、先生方の思想を自らの力とすることを目指しています。これまでに実施されたWorld Cafeでは、毎回、オープンに、自由にネットワークを築くことができる「カフェ」のような空間で、お互いの想いを共有したり、知識や知恵を創発する機会創造となり、日頃気づくことのできなかった根本的な価値観へのアプローチと発見が繰り返されています。第1回は「私達の経済行為について」第2回は「私達の未来のデザインについて」話し合われました。
それは、あたかも蝶が他花受粉するかのようにアイディアを結び付け、気づきや発見を生み出してゆくものです。
参加された方々との対話の記録は、2011年、一冊の書籍にまとめる予定です。
詳細情報は六本木ライブラリーのメンバーの皆様へ、直接e-mailでお知らせします。
ご関心ある方は、ぜひライブラリー事務局までお問い合わせください。
参考図書
だから人は本を読む
福原義春東洋経済新報社
オピニオン
VISIONARY INSTITUTE - 2010 Seminar
2011年02月14日 (月)
資生堂の福原義春氏は、企業には「文化資本」が必要だと説きます。現在、経済効率を重んじて、ヒト・モノ・カネを動かしてリノベーションを続けてきた日本企業と、その経済成長に依存してきた日本の国際競争力は失われつつあります。 この閉塞状況を打開し、未来の日本を創造するために必要不可欠な「文化資本」について...- 第9章 再び、誇りと自信のある国になるために2011年02月24日 (木)
- 第8章 その土地に暮らす人々が楽しんでいるもの、それこそが文化2011年02月23日 (水)
- 第7章 日本に必要なのはリノベーションではなく、イノベーション2011年02月22日 (火)
講師紹介
開催実績
ハンス・ルドルフ・ヘレン (農学者 / 昆虫学者 / バイオヴィジョン財団ファウンダー)
アリス・カニングハム (NPO法人秀明インターナショナル国際プロジェクト エグゼクティブディレクター 国連NGO担当)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/12/12 (金)
)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/11/28 (金)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/06/13 (金)
公益財団法人地球環境戦略研究機関 国際生態学センター長)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2014/01/30 (木)
鮎川雅子 (日産グローバル株式会社代表取締役)
薄羽美江 (株式会社エムシープランニング代表取締役 / 一般社団法人三世代生活文化研究所理事)
開催日 : 2013/06/18 (火)
募集要項
日時 |
2010年07月08日
(木)
19:00~20:30 |
---|---|
受講料 |
5,000円 |
定員 | 200名
※定員になり次第締め切らせていただきます |
主催 |
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プログラム提供 | |
協力 |
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会場 |
アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) ※都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。 |
お支払い方法
クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)
【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。
■今後のVISIONARY INSTETUTE-2010 Seminarのご案内
テーマ:飛翔のイノベーション 未来を開発する宇宙探索
日 時:2010年11月24日(水) 19:00~20:30
推薦書籍:『宇宙からの伝言』(数研出版 2004/12)
テーマ:創成のイノベーション 未来に継承するリベラルアーツ
日 時:2010年12月20日(月) 19:00~20:30
推薦書籍:『女性を宇宙は最初につくった』(春秋社 2009/03)
お問い合わせ先
アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
- 電話番号 :
- 03-6406-6200
- サイトURL :
- お問合せ
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