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活動レポート

シリーズ「美術の時間に教わらなかったアート入門」開催レポート(2)

第2回のテーマは「現代アート」

アカデミーヒルズセミナー活動レポート文化教養

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート

開催日:2013年2月19日(火)
文/さの 写真/アカデミーヒルズ・スタッフ

シリーズ「美術の時間に教わらなかったアート入門」とは・・・

六本木アートカレッジでは、森美術館で開催中の「会田誠展:天才でごめんなさい」(2012/11/17~2013/3/31)にちなみ、このシリーズを企画しています。
会田誠は、センセーショナルな作品が話題になりがちですが、複雑な社会現象を背景にした幅広いテーマ、日本画の名作をベースに敷いた多様な表現方法で、作品を発表し続けている作家です。
本シリーズは、会田作品をより理解し、楽しむベースとなる「日本美術」「現代アート」「サブカルチャー」をテーマに、「ここをおさえればアートがもっと楽しくなる!」をスタンスに、堅苦しい学術書とは一線を画した、大人のためのアート入門講座(全3回)です。

現代アートを語る上で外せないアーティストたち


スピーカー岩渕貞哉氏(『美術手帖』編集長)


当日の会場の様子

第2回のスピーカーは、『美術手帖』編集長の岩渕貞哉さん。レクチャーで取り上げられたのは、下記作家と、その作品。マネ、デュシャンから、デミアン・ハースト、村上隆まで、約200年の近現代アートの流れを紐解きました。

01 エドゥアール・マネ(1832-1883、フランス、)
02 マルセル・デュシャン(1887-1968、フランス−アメリカ)
03 ジャクソン・ポロック(1912-1956、アメリカ)
04 アンディ・ウォーホル(1928-1987、アメリカ)
05 ドナルド・ジャッド(1928-1994、アメリカ)
06 ジョセフ・コスース(1945-)
07 ロバート・スミッソン(1938-1973)
08 シンディ・シャーマン(1954-、アメリカ)
09 リクリット・ティラヴァーニャ(1961-、タイ)
10-1ジェフ・クーンズ(1955-、アメリカ)
10-2デミアン・ハースト(1965-、イギリス)
10-3村上隆(1962-、日本)

それぞれの時代で、新たな潮流を生み、美術の本質は何か?を問いかけてきた重要な作家・作品として位置づけられています。各作品をここで掲載はできませんので、ぜひ作品集を見たり、検索をして調べたりしてみてください。

「現代アート」は一言では語れず、概念は決定できないもの、変化していくものだと感じました。上記で取り上げた中には、もちろん、これから新作が見られる作家もいます。「現代アート」がどう変化するのかという観点で、今後作品を見てみることが楽しみになりました。


片岡真実氏(森美術館チーフ・キュレーター)
レクチャーの後半には、森美術館のチーフキュレーター片岡真実氏に登壇いただき、改めて「会田誠展」に展示された会田作品と上記作品の関連性や、見所などお話をいただきました。

シリーズ第1回「日本美術」第2回「現代アート」を通して、会田作品を新たな視点で見てきました。もう一度「会田誠展」に足を運んで「ここはあの作品をベースにしているな」「これが表現していることはこういうこと?」そんな風に、自分なりに考えながら、じっくり細かく鑑賞をしてみるのもよいのではないでしょうか。

第3回は「サブカルチャーからみる現代アート」


(左)宇野常寛氏/(右)津田大介氏
そして、シリーズ最後は、日本の「サブカルチャー」に焦点をしぼります。

「日本のサブカルチャーが生み出すダイナミズムに、アートは負けている」そう語るのは著書『ゼロ年代の想像力』(2008/早川書房)や『リトルピープルの時代』(2011/幻冬舎)で、アニメ、漫画、ドラマ、携帯小説など1990年代から2000年、そして震災後のサブカルチャーを独自の視点で論じた評論家の宇野常寛氏。

宇野氏に、日本独特の発展を遂げてきたサブカルチャーについて、サブカルチャーと現代アートの関係についてお話いただきます。そしてメディアジャーナリストの津田大介氏を交え、これからの日本のカルチャーのあり方についてお話しいただきます。

※定員になり次第、申込締切をいたします。お早めにお申込をお願いいたします。


該当講座

シリーズ「美術の時間に教わらなかったアート入門」
第2回 現代アート最前線で知っておきたい10のこと
岩渕貞哉 (『美術手帖』編集長)

岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
近現代アート情報を発信し続ける雑誌『美術手帖』編集長・岩渕貞哉氏をゲストに迎え、いま揺れ動く世界のアートシーンの中で、ここだけは知っておきたいというアーティスト・作品の魅力、特徴を系統立ててご紹介します。同時代を生きる人間だからこそ楽しめる「現代アート」の最前線へ!


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