オピニオン・記事
活動レポート

竹中平蔵理事長が「イ・ブル展」を見学

現代アートを読み解くヒントは・・・

アカデミーヒルズセミナー活動レポート文化教養

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
公開日:2012年4月25日(水)
文/Kumada 写真/アカデミーヒルズスタッフ

六本木アートカレッジセミナーに、姜尚中氏と竹中平蔵アカデミーヒルズ理事長が登場!

人生をより豊かに生きるためにアートは大切な存在ではないでしょうか。
アカデミーヒルズでは、そのような考えのもと、アートを身近に感じてもらう機会を設けることを目的に、2011年に「六本木アートカレッジ」をスタートしました。
2011年は、「自分にとっての『アート』とは何か?」を感じ・考え、自分なりのこだわりのあるライフスタイルを確立することを目差し、11月23日に第1回の1DAYイベントを開催しました。

2012年は、秋に開催する1DAYイベントに加えて、「日常生活の中でもっと、アートを感じる」機会を増やすために、単発セミナーを定期的に開催いたします。
その第一弾として、4月26日に「感動する力~アートを感じる・アートを考える」をテーマに、「日曜美術館」(NHK)の司会を2年間務められた姜尚中氏(東京大学大学院教授)と竹中平蔵アカデミーヒルズ理事長(慶應義塾大学教授)の対談セミナーを開催します。

セミナーの開催に先立ち、現在森美術館で開催中の「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」(~5/27)を竹中理事長が見学されました。

現代アートを読み解くためには


「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」展示風景、森美術館撮影:渡邉 修写真提供:森美術館


「イ・ブル展」のキュレーターの片岡真実氏(森美術館チーフ・キュレーター)の案内のもと見学はスタートしました。

ところで、「現代アートは難しくて苦手」という方は多いのではないでしょうか。
片岡氏は、
「現代を生きるアーティストの作品のなかには、しばしば社会の大きな変化に対するリアクションとしての意思表明が見られます。つまり、それぞれの作品が生まれた政治的、経済的、社会的、あるいは文化的な背景を読み取ることで、見ただけでは分からない作品制作のモチベーションや意図を深く理解することができるのです。さらには、他者の文脈をどのように自分自身の文脈と関係づけられるのかが問われる、いわばコンテクスチュアル・アートです。またイ・ブルは、軍事独裁政権下の韓国で生まれ育ち、近代化や民主化、経済発展を経るなかで、社会の不条理を問い、理想の社会の在り方について考えて来たアーティストです。」と解説されます。

これは、「現代アート」を鑑賞する1つのヒントではないでしょうか。

アートと社会をミックスして表現した作品




展覧会は、4つのセクションから構成、イ・ブルの20年以上の作家活動を紹介しています。
「つかの間の存在」
「人間を超えて」
「ユートピアと幻想風景」
「私からあなたへ、私たちだけに」

竹中理事長は、1時間弱の時間をかけて、片岡氏の解説を聞きながら見学されました。
見学後、「イ・ブル展」の魅力とは?という質問に、
「アートと社会を同時にミックスして表現している。彼女がどのように社会を見てきたか、社会が彼女にどのように影響を与えたか。有機体となって作品の中で表現されている。社会も人間も矛盾している。矛盾による曖昧さを戦略的に表現している。正に“ambiguity & strategy”である。」と、感想を述べられていました。


姜尚中氏もセミナーまでには「イ・ブル展」を見学される予定です。
姜尚中氏は、在日韓国・朝鮮人2世として日本と韓国の2つの文化の中で育ってこられました。アジアを代表する韓国女性アーティストであるイ・ブルの作品を、どのように感じ、考えられるでしょうか。
展覧会の感想は、セミナーの中で存分にお話いただく予定です。
乞う、ご期待を!


アカデミーヒルズのFacebook
アカデミーヒルズのTwitter

おすすめ講座

おすすめ記事