2011年08月05日 (金)  19:00～20:30

7月7日は七夕の日。
七夕は年に一度、織姫と彦星が天の川を渡り、会うことを許された特別な日です。
この織姫と彦星の七夕物語は、天の川銀河のほとりの、こと座のベガとわし座のアルタイルになぞられ、この二つの星が一番接近して見える7月7日を「七夕」とし中国から言い伝えられました。

しかし、私達が7月7日に夜空を見上げても、梅雨の最中であり、なかなか星を見ることができません。
実は、従来の七夕は旧暦の7月7日であり、現在の太陽暦では8月の初旬から中旬あたりになります。明治の改暦に導入された西洋式の太陽暦の7月7日を七夕としたため、七夕は従来より約1か月早い時期に祝う行事となってしまいました。

今回の六本木天文クラブでは、旧暦の頃の伝統に沿って、その時期に七夕を楽しむために、伝統的七夕8/6（土）の前日の8/5（金）の夜に、夏を夜空を楽しむためのセミナーを開催します。

スピーカーは、六本木天文クラブにて「天文学と占星術の不思議な関係」 、「流れ星との出会い方」 をテーマにお話いただいた国立天文台の渡部潤一氏です。
渡部氏に、七夕の由来や、夏の夜空を見上げた時に知っておきたい注目の星、そして天の川の周囲の名所紹介などをわかりやすくお話いただきます。また、最近話題となっているさそり座のデルタ星などの最新情報もお話いただく予定です。

今回の天文クラブでは、渡部氏のレクチャーの後は、東京シティビュー スカイデッキにて専門家による観望会も予定しております。（天候状況により中止する場合がございます）
年に一度の織姫と彦星が出会う七夕の日に夏空を見上げてみてはいかがでしょうか。

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