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「グローバル・アジェンダ・ゼミナール」のシークレットセミナーに
Room to Readのジョン・ウッドが登場 !

活動レポート

開催日:2010年3月4日(木)
ゲスト:ジョン・ウッド(Room to Read創設者)
ファシリテーター:石倉 洋子(一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授)
文/小林麻実 写真/佐藤、深町

ジョン・ウッド(Room to Read創設者)
ゲストのジョン・ウッド氏と
ファシリテーターの石倉 洋子氏
 「あなたのように、NGOの創設者がまるで芸能人であるかのようにもてはやされることに、危険はないのでしょうか? 」
 
 いきなり鋭い質問で始まったのは「石倉洋子のグローバル・アジェンダ・ゼミナール」の特別セッションとして開催された、Room to Read創設者兼会長・ジョン・ウッド氏と石倉教授、ゼミナール参加者生とのシークレットセミナーです。

グローバル・アジェンダ・ゼミナールゼミ生とのセッションの様子
グローバル・アジェンダ・ゼミナール ゼミ生とのセッションの様子
マイクロソフトでは出会えなかった天職
貧困や温暖化等、世界規模のグローバル・アジェンダに深い関心を持ち、全て英語で行わるこのセミナーに参加するほど意識の高いゼミナール生が、平日の午前中にも関わらず密かに駆け付けたのは、ジョン・ウッド氏とクローズドな環境で直に話すことができるこの機会にどうしても参加したかったから。

Room to Readといえば、世界各国の教育水準を上げるため、世界中に1万のライブラリーを作り、740万書籍を寄付し、1,000か所に学校を建てたNGO団体として世界中に知られています。そしてその恩恵を受けた子どもたちは約400万人と数えられています。

 そのように華々しい成果を誇る組織の創設者であるウッド氏は、社会起業界のセレブリティとしてクリントン元米大統領をはじめとする著名人に評価され、世界中どこへ行っても映画スターのように人だかりを作っています。

 そのためにこそ多くの寄付金が集まるのですが、そうはいっても「有名になることで傲慢になったり、かえって人から嫌われたりすることもあるのでないでしょうか? 」というゼミナール参加者の疑問は、実は昨今の社会起業家とメディアとの関係をきちんと見ている人なら気になるもの。

 それを踏まえたジョン・ウッド氏の答えは、会場の誰をも納得させるものでした。しかしこれは彼と直にゼミ生と彼だけの秘密にしておくべきかも・・・? —当日のエッセンスは、ファシリテーターの石倉教授のブログからお読み下さいね!

関連書籍

マイクロソフトでは出会えなかった天職—ぼくはこうして社会起業家になった

ウッド,ジョン, 矢羽野 薫【訳】
ランダムハウス講談社