六本木ヒルズライブラリー

【エントランス・ショーケース】
「‘ちはやふる’ ~小倉百人一首~」

更新日 : 2018年01月05日 (金)


2018年のはじまりを飾るエントランス・ショーケース展示は、百人一首をモチーフにした『‘ちはやふる’ ~小倉百人一首~』と題しての展示です。

百人一首は鎌倉時代の歌人・藤原定家が選定した歌集で、京都・嵯峨の小倉山の麓に定家の山荘があったことから「小倉」の名がついたといわれています。



今回の展示の見どころは、「琳派」で知られる江戸時代の画家・尾形光琳による「光琳かるた」。現在残っている小倉百人一首の中でもっとも豪華で華麗な「歌かるた」といわれています。

読み札には歌の作者が、取り札には歌の意味を表す花鳥風月が描かれており、観賞用としてもとても価値のある工芸品です。



正月の遊戯として古くより行われてきた「かるたとり」。明治期に入ってから競技かるたとしてのルールが定められました。

近年、百人一首かるたとりをモチーフにして漫画化されたのが『ちはやふる』。この作品をきっかけに、特に若い世代の人たちの競技人気が高まりました。作品はのちに映画化・小説化され、多くの話題を呼びました。




恋の歌、四季の歌、人生の歌。時代を超えて愛され続ける百人一首の世界。
日本古来の美の風景とともに、新たな一年を晴れやかな心地ではじめてまいりましょう!





<企画・監修>
澁川 雅俊 (六本木ライブラリーフェロー)

<協力>
大石天狗堂株式会社

※エントランス・ショーケースは会員制ライブラリー施設内にありますので、閲覧をご希望の際には必ずメンバーズ受付へお立ち寄りください。


ライブラリーでは、展示に関連したメンバーイベントを2月上旬に開催予定です。
詳細は決まり次第「イベント予定」のページにてお知らせいたします。