academyhills
ピープル

Reinier de Graaf(レニエ・デ・グラーフ)

OMA(Office for Metropolitan Architecture)パートナー、AMOディレクター

プロフィール

Reinier de Graaf

1964年生まれ、国籍:オランダ
1996年よりOMA(オフィス・フォー・メトロポリタン・アーキテクチャー)在籍。

世界的規模の港湾再開発「デ・ロッテルダム」計画を皮切りとして、ヨーロッパ、中近東を中心に数々のプロジェクトを指揮してきた。現在はロンドンのホワイト・シティ地区総合都市計画、ラトヴィアのリガ港湾再開発、ラトヴィア初の現代美術館の設計計画を進めるとともに、中近東のドバイ、クウェート、ラス・アル・ハイマでそれぞれ大規模マスタープランに携わっている。

AMO:1998年、レム・コールハースが設立したリサーチ及びデザイン組織であり、建築設計組織OMAの対照的存在でもある。建築や都市計画の領域を飛び超え、めまぐるしく変化する現代社会の様々な課題を「建築的思考」によって捉えようというのが、AMOのアプローチであり、社会学、科学技術、メディア、政治といった領域を繋ぎ、既成概念に捕われない活動を展開している。

現在は、エルミタージュ美術館(サンクト・ペテルスブルク)の長期的キュレーション及び再開発計画、ファッションブランド・プラダのヴィジュアル・コミュニケーション・プロジェクトを推進しつつ、2003年から続くEU(ヨーロッパ共同体)のための研究調査と視覚的アイデンティティ促進プロジェクトも着実に進めている。異業種との連携をプロジェクトごとに構成しつつ、これまでクリエイティブなシンクタンクとしてコンサルテーションした相手先は、ユニバーサル・スタジオ、スキポール空港公団、ハーバード大学、コンデナスト(出版社)、ハイネケン、イケアなど。最近では、プラダの全世界店舗用デジタル技術システム、フォルクスワーゲンの未来戦略、オーガニック・ファストフードチェーンTMRWのビジネス戦略、アムステルダムの新デザイン財団プラットフォーム21の総合的運営戦略を作成している。


関連講座

2007年07月

講座開催日:2007年07月31日 (火)

都市計画に求められるものはこの50年間で本質的な変化を遂げた。かつては公共性の強い領域だったのに対し、今日では民間のマーケティング事業的な様相を徐々に強めている。公共主体の独占領域であった社会事業としての都市計画は、民間母体がより市場に結びついた都市ビジョンを展開する場へと移行しつつある。 この傾....