セミナー・イベント

縮小する国内市場で成長する!
No.1をキミに!大ヒット「瞬足」を生んだマーケティング手法

~日本の子どもの2人に1人が履くスポーツシューズ販売拡大の背景~

BIZセミナー マーケティング・PR 経営戦略

Clip to Evernote

日時

2012年08月30日 (木)  19:00〜21:00
終了しています

内容

「瞬足」のテレビCMより
ここ数年、小学生の足元にある変化が起きていることをお気づきでしょうか?
それは、子どもたちが履いているスポーツシューズの多くが「瞬足」というブランドのものになっているということです。

「縮小する国内市場で成長する!」シリーズ2回目の本講座では、日本の児童の約半数が履いているといわれるシューズブランド「瞬足」が、なぜここまで普及したのか、その秘密に迫ります。

少子化の影響で、小学生の人口は1980年代と比較すると約40%も減少しており、人口減という部分だけを見ると国内の学童用シューズ市場も確実に縮小しています。

「瞬足」が誕生する以前の2000年ごろ。同ブランドのメーカーであるアキレス株式会社は、これまでのブランドの靴を従来の方法で販売しているだけでは売れなくなってきたという深刻な壁にぶつかっていました。

その壁を超えるべく、新たな商品で立ち向かっていったのが、本セミナーのゲスト講師で、当時シューズ事業部で商品企画を担当していた津端裕氏です。

2003年に発売された当初、「コーナーで差をつけろ!」というスローガンを立て、「走ることが苦手な子にも夢を」という子どもたちの気持ちを応援するシューズとして世に送り出された「瞬足」の初年度の売上は24万足。

以降、子どもたちの心をつかんで年々急速に右肩上がりで販売を伸ばし、2012年6月に9年間の累計販売3,500万足を達成しました。現在では年間販売数約600万足、約200ものモデルを展開するまでに至っています。

同社が新しい商品を出したことで自社の売上が劇的に伸びただけでなく、国内の児童用スポーツシューズ市場全体の拡大に貢献しています。

「瞬足」の成功をもたらしたアキレスの綿密な商品開発とマーケティング戦略とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
また児童用シューズから大人向けの市場にも照準を合わせ、総合ファミリーブランドを目指して動き出した同社の今後の戦略とは?

あらゆる分野で国内市場が縮小していく中で、業界を問わず、経営戦略・商品開発・マーケティング・PR担当者にとって「瞬足」のヒットから学べる点は多くあります。

津端氏に「瞬足」誕生の舞台裏と成功までの軌跡を解説していただきます。

※本講座はアキレス株式会社と同業の方のご参加はお断りをさせていただいております。ご了承ください。

講師紹介

ゲスト講師
津端裕 (つばた・ゆたか)
アキレス株式会社 事業企画本部 副本部長

1986年 アキレス株式会社入社、シューズ事業部量販店部配属。
ダイエー、イトーヨーカ堂、靴のマルトミ(現ユニクロG)、イオンGを担当。以後、ほぼ19年間は、量販店担当一筋の営業人生を歩む。
2002年 イトーヨーカ堂、イオン、ダイエー、ニューステップ(現Gフットグループ)営業担当課長。
2000年より、営業兼務で商品企画開発リーダーに抜擢。
レディースカジュアル担当から、アダルトスポーツシューズ、ジュニアスポーツまで担当。
瞬足開発に携わる。
2005年 商品企画部、商品企画課課長(開発専従)で、商品企画開発リーダーも継続兼務。
2007年 商品企画開発部 部長(兼商品企画課課長)。
2010年 商品企画開発本部 副本部長。
2011年 事業企画本部 副本部長 ※MD室室長兼務、現在に至る。

  アキレス株式会社WEBサイト

すべて読む 閉じる

講師
田中洋 (たなか・ひろし)
中央大学大学院ビジネススクール 教授

中央大学ビジネススクール(大学院戦略経営研究科)教授。
1951年名古屋市生まれ。京都大学博士(経済学)。日本マーケティング学会会長(2019年3月末まで)。経営学・マーケティング論・ブランド論専攻。(株)電通でマーケティングディレクターとして21年間実務を経験。その後、法政大学経営学部教授、コロンビア大学客員研究員などを経て、2008年より現職。社会人のためのビジネススクールでマーケティングとブランドの教鞭を執る。ソウルドアウト株式会社(東証マザーズ上場)社外取締役。
著書『ブランド戦略論』(2017、有斐閣)にて、日本マーケティング学会「マーケティング本大賞2018」「大賞」、日本広告学会「2018年・日本広告学会賞」(4回目)、「中央大学学術研究奨励賞」(2回目)の3つを受賞。ほかに日本マーケティング学会ベストペーパー賞、白川忍賞などの受賞歴がある。
電通時代に、ネスレ、アメリカンエクスプレス、ユニリーバ、フィリップモリス、IBM、スミスクラインビーチャムなどのグローバル企業のマーケティング業務を担当した。大学に移って以降、以下の企業への社員研修・講演・戦略アドバイスを行っている。GE、マイクロソフト、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、メルセデスベンツ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、資生堂、味の素、キリン、アサヒビール、日清食品、ソニー、日立製作所、パナソニック、ニコン、日本銀行、みずほフィナンシャルグループ, みずほ総合研究所, UFJ銀行, 住友銀行, 東京三菱銀行、野村證券, 野村総合研究所など。

【著書】『ブランド戦略論』(有斐閣、2017)、『ネットビジネス・ケースブック』(共著、2017)、『現代広告論』(共著、2017)『消費者行動論』(2015)、『マーケティングキーワードベスト50』(2014)、『ブランド戦略全書』(編著、2014)、『ブランド戦略・ケースブック』(編著、2012)、『マーケティング・リサーチ入門』(共著、2010)、『消費者行動論体系』(2008)、『企業を高めるブランド戦略』(2002)など、20冊の著作と80の論文がある。その著作のいくつかは中国語、韓国語に翻訳されている。


  https://www.facebook.com/hiroshi.tanaka1

すべて読む 閉じる

講座趣旨

少子高齢化を迎えている日本の国内市場は今後縮小するばかりで、多くの企業がグローバル市場、特に新興国市場へ活路を見出そうとして躍起になっています。
しかし、本当に国内市場ではもう成長が見込めないのでしょうか。視点を変えれば、見逃しているニーズがまだあります。

本シリーズでは、縮小に向かうだけだと思われている国内市場でも成長の余地があるということを実証している企業の方をお招きして開催します。行き詰っていたと思われていた状況を打破し、再度市場を拡大させた商品を投入した企業の担当者に直接話を伺うことで、見逃しているニーズを見つけるためのヒントを学びます。
シリーズを通して中央大学大学院教授の田中洋氏にモデレーターを務めていただきます。

企業で商品開発を担当されている方、マーケティング、PR担当の方にお勧めのシリーズです。


開催実績

林聡 (株式会社グループセブ ジャパン マーケティング本部
マーケティングディレクター )
田中洋 (中央大学大学院ビジネススクール 教授 )
開催日 :  2012/07/31 (火)

募集要項

日時 2012年08月30日 (木)  19:00〜21:00
受講料 5,000円
定員 80名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2012年8月30日(木)15:00まで
※定員になり次第締切り

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ