セミナー・イベント

森美術館+テート・アジア太平洋リサーチセンター共催シンポジウム
トラウマとユートピア:戦後から現代におけるアジア美術の相互影響関係(1日目)

カルチャー&ライフスタイル 知識・文化・アート

日時

2014年10月09日 (木)  9:30~17:00

※当日の受付は9:00を予定しています。 ※終了時間を17:00に修正しました(9/26更新)
※こちらは1日目のお申込みページです
※2日目(10月10日(金)10:00~17:30)の詳細はこちら
なお、本シンポジウムの1日目、2日目の両日参加されたい方は、それぞれお申込みが必要です。ご了承ください。

終了しています

内容

森美術館では、2012年に創設されたテート・アジア太平洋リサーチセンター(ロンドン)と共催で、戦後から現代におけるアジア各地の美術が、相互にどのような影響関係にあるかを探るシンポジウム「トラウマとユートピア」を開催します。戦争からの復興、民主化、近代化、都市化など地域によってそれぞれ異なる政治的、社会的な発展をしてきたアジアにおいて、「トラウマとユートピア」は過去に向き合いながら、より良い未来を共に考えるためのキーワードでもあります。同時に、美術の理論や実践がグローバルに拡大した今日、欧米を主軸においた20世紀の美術から視野を広げ、アジア圏域内での相互交流や影響関係を探ることも、未来に向けた知的な作業のひとつです。

本シンポジウムでは、世界各地から集まる研究者やキュレーターが、アジア地域における政治的、社会的発展と都市景観へのアーティストの介入、パフォーマンスというメディアからみた戦後から現代、復興期にみるユートピアとディストピア、アーティストの実践にみるトラウマとユートピアなどについて議論します。
*日英同時通訳付

【タイムテーブル】 1日目:10月9日(木)

9:30 挨拶:南條史生(森美術館館長)

9:45 挨拶:ナイジェル・ルレウェリン(テート、ヘッド・オブ・リサーチ) 

◎セッション1 「ユートピアへ向けて」

10:00‐10:05 イントロダクション:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)

10:05‐10:50 基調講演:八束はじめ(建築家、建築史家、建築評論家)

10:55‐11:15 プレゼンテーション1:「都市空間におけるアジア美術のデモクラシー:『フライング・シティ』チョンゲチョン(清渓川)プロジェクト(2003-2009年)ソウル」 ソール・リー(アジア近現代美術史家)

11:20‐11:40 プレゼンテーション2:「ルアン・ルパにおける参加と場の生成ならびにケグ・デ・ソウザのヴァーティカル・ヴィレッジ」 フランシス・マラヴェヤス(シドニー工科大学トランスフォーミング・カルチャー・リサーチセンター、アソシエイト・リサーチャー)

11:45‐12:05 プレゼンテーション3:「荒廃した風景:1960年代後半から1970年代初頭の日本の写真作品にみる政治的主観性」 ニナ・ホリサキ=クリステンス(コロンビア大学博士課程在籍)

12:10‐13:00 ディスカッション&質疑応答 
モデレーター:渡辺俊夫(テート・アジア太平洋リサーチセンター理事)

13:00‐14:10 休憩

◎セッション2 「パフォーミング・ポリティックス」

14:10-14:15 イントロダクション: ナイジェル・ルレウェリン

14:20-14:40 プレゼンテーション1:「戦後トラウマを体現する:土方巽、ギュンター・ブラス、ルドルフ・シュワルツコグラーのパフォーマンスにおける断片化された身体の検証」 ルーシー・ワイヤー(グラスゴー大学アソシエイト・チューター)

14:45-15:05 プレゼンテーション2:「裸にされた花嫁:オノ・ヨーコの《カット・ピース》、パフォーマンスのトラウマとポリティックス(1964/2003/2012) 」 ラキー・バララム(編集者)

15:10-15:30 プレゼンテーション3:「パフォーマンスの枠組みを問う:1990年代の日本におけるダムタイプの領域横断的パフォーマンスの実践にみる記憶、トラウマおよびアクティビズム」 スティーブン・バーバー(キングストン大学視覚文化学部教授)、フラン・ロイド(キングストン大学美術・デザイン・建築学部教授)

15:30‐15:40 休憩

15:45‐16:05 プレゼンテーション4:「スキャニングと明滅する記憶:九〇年代から現在までの高谷史郎の作品における憑在するイメージと感受性」石谷治寛(甲南大学人間科学研究所博士研究員)

16:10-17:00 ディスカッション&質疑応答 モデレーター: イ・スキョン(テート・アジア太平洋リサーチセンター、リサーチ・キュレーター)

※本シンポジウムは森美術館ベストフレンズにご支援いただいています。
※テート・アジア太平洋リサーチセンターは、アンドリュー・W・メロン財団の支援を受けています。また、Vicky Hughes、John Smith両氏にもご支援いただいています。

講座趣旨

※森美術館とは




森美術館とは文化都心 六本木ヒルズのシンボルとして、森タワーの最上階に位置する美術館。 「現代性」と「国際性」をテーマに、現代アート、ファッション、建築、デザイン、写真、映像など様々なジャンルの斬新な展覧会を開催しています。
展覧会会期中は休館日がなく、また22時まで開館(火曜日を除く)しています。

※MAMCメンバーとは
MAMC(マムシー)メンバーとは、森美術館(Mori Art Museum)と、現代(Contemporary)美術を、よりお楽しみいただくためのメンバーシップ。展覧会の無料入館や、メンバーイベントへのご案内など、特典を多数ご用意しています。
MAMCメンバーの詳細は、こちらをご覧ください。


募集要項

日時 2014年10月09日 (木)  9:30~17:00

※当日の受付は9:00を予定しています。 ※終了時間を17:00に修正しました(9/26更新)
※こちらは1日目のお申込みページです
※2日目(10月10日(金)10:00~17:30)の詳細はこちら
なお、本シンポジウムの1日目、2日目の両日参加されたい方は、それぞれお申込みが必要です。ご了承ください。

受講料 1,000円

「森美術館MAMCメンバー(個人・法人)」の方は無料。
「森美術館MAMCメンバー(個人・法人)」の方は森美術館ウェブサイトよりお申込ください。(無料)https://mamc.mori.art.museum/webapp/form/12176_ias_157/index.do


定員 300名(要予約)

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつWEB上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録下さいますようお願い申し上げます。
尚、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
協力
会場 虎ノ門ヒルズフォーラム

(東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階) 

※申し込み締切:10月8日(水)15:00

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※いかなる理由においても、お申し込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※森美術館のセミナーは1回ごとに異なるセミナーになりますので、日程の振り替え、変更は承ることはできかねます。お申し込みの際にはご注意ください。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)


【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

森美術館展覧会情報

「リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート—見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」 会期:2014年9月20日(土)から2015年1月4日(日)
「リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート—見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」 会期:2014年9月20日(土)から2015年1月4日(日)

本展は、異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、さまざまな境界を自由に往き来する子どもの性質に注目し、子どもの視点を通して世界を展望しようとする試みです。世界各国の優れたアーティスト26組の作品に表れる子どものイメージを通して、社会で起こっているさまざまな事象に注目し、政治、文化、家族など子どもを取り巻く環境と、彼らが直面する諸問題に目を向けます。


「MAMプロジェクト022:ヤコブ・キルケゴール」 会期:2014年9月20日(土)から 2015年1月 4日(日)
「MAMプロジェクト022:ヤコブ・キルケゴール」 会期:2014年9月20日(土)から 2015年1月 4日(日)

ヤコブ・キルケゴール(1975年、デンマーク生まれ)は、人間の聴覚をテーマに作品を制作しています。本展のための新作《スティグマ(徴(しるし))》は、福島の自然を主題としたサウンド・ビデオ・インスタレーションです。




未来自分会議<キャリア×時間>
六本木アートカレッジ