六本木アートカレッジ・セミナー
日時
内容
第3回のテーマは「サブカルチャーからみる現代アート」
そう語るのは、著書『ゼロ年代の想像力』(2008/早川書房)や『リトルピープルの時代』(2011/幻冬舎)で、アニメ、漫画、ドラマ、携帯小説など1990年代から2000年、そして震災後のサブカルチャーを独自の視点で論じた評論家の宇野常寛氏。
日本のサブカルチャーのパワーが、今、インターネット環境の進化により、多様な生成と進化を遂げています。
ニコニコ動画などの動画共有サービスから、爆発的に広がった音声合成技術「VOCALOID (ボーカロイド)」である「初音ミク」や、「会いに行けるアイドル」のコンセプトから、今や国民的アイドルとなったAKB48など、サブカルチャーが社会に与える影響は広がっています。
日本のアニメやファッション、J-POPなどのカルチャーをテーマに、毎年夏にフランス・パリで開催されるジャパンエキスポの来場者は2012年には延べ20万人を越え、一大イベントにまで成長しました。2013年夏には、米国サンフランシスコ地区での開催も予定されており、日本カルチャーの海外展開の新たなモデルとなりうるのか、注目が集まっています。
世界的にも高い評価を受けている、日本のサブカルチャーは、一体どのようにつくられたのでしょうか?
「日本は、歴史的にみてもハイカルチャーは育っていない」とも表現する宇野氏。
本セミナーでは、宇野氏に、日本独特の発展を遂げてきたサブカルチャーについて、そしてサブカルチャーと現代アートの関係性についてお話いただきます。
セミナー後半ではメディアジャーナリストの津田大介氏を交え、これからの日本のカルチャーのあり方についてお話しいただきます。
シリーズ「美術の時間に教わらなかったアート入門」 いま、パリのルーブル、ニューヨークのメトロポリタンなど、世界の有名な美術館には観光客が集まり、そして日本でも様々な展覧会が開催されています。 作品の中には「綺麗!」「可愛い!」という素直な感情で鑑賞できるものもあれば、「これはどこがアートなの?」「何が言いたいのかよくわからない!」そんな感情を抱く作品もあると思います。そして「わかりにくいもの」は遠ざけたくなるのも、人間の心理です。 しかし、どの作品にも必ず作者がいて、その人が生きた時代があり、インスパイアされた作家、作品があり、ただ一つの表現が生まれています。そこで、受け手である私たちも、自分なりの軸をもってアートを体感し、楽しむことが大切ではないでしょうか。 現在、森美術館では「会田誠展:天才でごめんなさい」(2012/11/17~2013/3/31)を開催しています。会田誠は、センセーショナルな作品が話題になりがちですが、複雑な社会現象を背景にした幅広いテーマ、日本画をモチーフにするなど多様な表現方法で、作品を発表し続けている作家です。 六本木アートカレッジ・セミナーでは、会田作品をより理解し、楽しむベースとなる「日本美術」「現代アート」「サブカルチャー」をテーマに、ここをおさえればアートがもっと楽しくなる!堅苦しい学術書とは一線を画した、大人のためのアート入門講座を3回シリーズで開催します。 ------------------------------------------------------------- 【シリーズ「美術の時間に教わらなかったアート入門」】(全3回) ■第1回(2/4) ビジネスパーソンがおさえておくべき日本美術 講師:鈴木芳雄(フリーランス編集者/美術ジャーナリスト) ■第2回(2/19) 現代アート最前線で知っておきたい10のこと 講師:岩渕貞哉(「美術手帖」編集長) ■第3回(3/18) サブカルチャーからみる現代アート 講師:宇野常寛(評論家) 津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト) ------------------------------------------------------------- |
「会田誠展:天才でごめんなさい」(森美術館)チケット進呈
当日、本講演にご参加された方に、森美術館で開催中の「会田誠展:天才でごめんなさい」(2012/11/17~2013/3/31)のチケットをお一人様1枚進呈します。
会田誠は強烈な批評性や表現のために、これまで大規模個展が開催されていませんでした。この展覧会では、初期の代表作から最新作を含む約100点を通して会田誠の全貌に迫る世界初の大規模個展です。
※チケットは後日でもご利用いただけます。
活動レポート
2013年03月27日 (水)
シリーズ「美術の時間に教わらなかったアート入門」開催レポート(3)
第3回のテーマは「サブカルチャーからみた現代アート」
日本のサブカルチャーは、今、インターネット環境の進化により、多様な生成と進化を遂げています。著書『ゼロ年代の想像力』(2008/早川書房)や『リトルピープルの時代』(2011/幻冬舎)で、アニメ、漫画、ドラマ、携帯小説など1990年代から2000年、そして震災後のサブカルチャーを独自の視点で論じた評...募集要項
日時 |
2013年03月18日
(月)
19:00 ~20:30 |
---|---|
受講料 |
3,000円 ※当日ご参加された皆様には、森美術館で開催中の「会田誠展」のチケットを受付時に進呈いたします。 |
定員 | 300名
※定員になり次第締め切らせて頂きます |
注意事項 |
複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつウェブ上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。 |
主催 |
|
協力 | |
協賛 | |
会場 | アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階) |
※お申込期日:2013年3月18日(月)15:00まで
※お申込いただいた方には、アカデミーヒルズより「六本木アートカレッジ メルマガ」(月1回配信)をお送りします。
お支払い方法
クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)
【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。
お問い合わせ先
アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
- 電話番号 :
- 03-6406-6200
- サイトURL :
- お問合せ
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