六本木アートカレッジ

六本木アートカレッジ・セミナー
エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO
アートだからできる、記憶の質感

文化 教養 指定なし

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日時

2013年02月07日 (木)  19:00 ~20:30
終了しています

内容

アートは、世界をさまざまに映し出す鏡。『エイト・リンク・ラボ/ AIT LINK LABO』は、今世界がどうなっているのかを、過去200年のアートをとおして眺める試みです。
2012年は、「ミックス」「マネー」「記憶」という3つのキーワードを軸に3回のレクチャーを開催。時代を色濃く映し出す作品や伝統を打ち壊す芸術運動、常軌を逸するような展覧会などを縦横無尽に駆け巡り、アートと世界の深い関係を描き出します。テーマは、シンカ(進化・深化)するアート。各レクチャーは、アートの歴史や話題の展覧会を取り上げながら行われます。
新しい発見と楽しさに満ち溢れた90分のアートの旅へようこそ。

今回のキーワードは「記憶」

古今東西のアーティストたちは、どのように記憶や時間、場、歴史といったテーマに挑み、どのように時代の表情を描き出しているのでしょうか?スピードとテクノロジーが私たちの世界に変化を生むとすれば、記憶や想像力は私たちの人生や社会により豊かな見通しを与えてくれるとは考えられないでしょうか。

19世紀末の写真家、ウジェーヌ・アジェは抜け道や裏道を彷徨いながら撮り続けたことで、彼の時代のパリを鮮やかに表わしました。また、2000年代に入り、ミラノを拠点に活動を展開するアーティストや社会学者、経済学者などの集団「マルティプリシティー」が扱う個人の密やかで儚い記憶の集積が、意外にも今どきの社会と集合的な記憶の関係を鮮やかに映しだすこともあります。
ほかにも、クリスチャン・ボルタンスキーは「生と死」「記憶」をテーマとした作品を世界各国で発表し続けており、日本国内では香川県豊島で、人々の心臓音を恒久的に保存、聞くことができる「心臓音のアーカイブ」や、越後妻有アートトリエンナーレ2012では古着を大量に使ったインスタレーション作品「No Man's Land」で話題を呼んでいます。
本レクチャーでは、人々に共有される記憶と消えてゆく記憶の間で揺れ動くアートの姿を紹介します。

取り上げるアーティストや運動など:ウジェーヌ・アジェ、フューチャリズム、クリスチャン・ボルタンスキー、比嘉豊光、マルティプリシティー、ジョルジュ・アデアグボ…

講師紹介

講師
ロジャー・マクドナルド (ろじゃー・まくどなるど)
特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]副理事長/フェンバーガー・ハウスディレクター

1971年生まれ。ケント大学にて宗教学修士課程修了後、美術理論にて博士号を取得。博士号では近代アートとスピリチュアリティーを研究。2002年、仲間とともにAITを立ち上げ、現代アートの学校MADを開講、現在もプログラム・ディレクターをつとめる。個人美術館フェンバーガー・ハウス(長野件佐久市)ディレクター。現在は、アートと変性意識の関係をテーマに、研究やキュレーションを行っている。
  NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ/AIT

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講師
小澤慶介 (おざわ・けいすけ)
特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]ディレクター

1971年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにて現代美術理論修士課程修了。
現代アートの学校MADの受講生とともに守章「終日中継局」展(2012)、泉太郎「たしかめる」展(2013)などの実験的な展覧会企画を手掛ける。女子美術大学非常勤講師。「十和田奥入瀬芸術祭 SURVIVE この惑星の、時間旅行へ」(2013)キュレーター。十和田市現代美術館チーフ・キュレーター。
  NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ/AIT

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講座趣旨

[エイト・リンク・ラボ とは?]
エイト・リンク・ラボは、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウが企画するトークセッションです。およそ過去200年にわたる時間旅行をしながら古今東西のアートをつなぎ、アートの力やそれが映し出す「世界」の姿を探る刺激的なひと時。ナビゲーターは、キュレーターでAITの教育プログラムのディレクターのロジャー・マクドナルド氏と小澤慶介氏が務めます。

【開催予定】

■キーワード:ミックス 【6/22】※終了
「アートはミックスジュース:展覧会は何でもあり!?」 

■キーワード:マネー  【9/21開催】※終了
「アート=マネー? オリジナルと複製をめぐるマトリックス」

■キーワード:記憶   【2/7開催】※このページ下部からお申込ください
「アートだからできる、記憶の質感」
取り上げるアーティストや運動など:ウジェーヌ・アジェ、フューチャリズム、クリスチャン・ボルタンスキー、比嘉豊光…

※3つのレクチャーの募集は各講座毎に行います。全てにご参加されたい方は、それぞれの講座にお申込みが必要となります。1回ずつの受講が可能ですが、ベーシックなアートへの興味を追求したい方、より深くアートと世界の関係を感じたい方は、複数受講をおすすめします。

六本木アートカレッジとは

六本木アートカレッジは、「自分にとっての『アート』とは何か?」を、感じ・考え、自分なりのこだわりのあるライフスタイルを確立することを目的に2011年からスタートしました。
2012年は、さらに進化させ、昨年と同様秋の1DAYイベントを開催し、「自分にとっての『アート』とは何か?」を考える「六本木アートカレッジセミナー」を年間を通じて開催しております。今後も、アート的な視点から日常生活を考える(アートを身近に感じる)機会を提供していきます。
詳細・募集中のセミナーはこちらから

森美術館「会田誠:天才でごめんなさい」チケット進呈

セミナーの後は、森美術館で現代アートに実際にふれる体験を—
当日本講演にご参加された方に、森美術館で2012年11月17日(土)-2013年3月31日(日)に開催中の「会田誠:天才でごめんなさい」のチケットをお一人様1枚進呈します。詳細はこちらよりご確認ください。
※チケットは後日でもご利用いただけます。


募集要項

日時 2013年02月07日 (木)  19:00 ~20:30
受講料 3,000円

※当日ご参加された皆様には、森美術館で開催中の「会田誠展:天才でごめんなさい」のチケットを受付時に進呈いたします。


定員 150名

※定員になり次第締め切らせて頂きます

注意事項

複数名で一緒にご参加いただく場合にも、一括でお申込を頂くことはできません。お一人様ずつウェブ上のお申込みフォームよりご登録いただくことにより、お席を確保させて頂いております。
恐れ入りますが、参加されるご本人にお申込いただくか、又は代理でご参加者の情報をご登録くださいますようお願い申し上げます。 なお、その際に同一のメールアドレスはご利用いただけません。必ず人数分のメールアドレスをお手元にご用意の上お申込ください。

主催
  • アカデミーヒルズ
プログラム提供
協力
協賛
  • 株式会社大林組
会場 アカデミーヒルズ(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

※お申込期日:2013年2月7日(木)15:00まで
※お申込いただいた方には、アカデミーヒルズより「六本木アートカレッジ メルマガ」(月1回配信)をお送りします。

お支払い方法

クレジットカードによるお支払いのみです。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりません。
※クレジットカードはVISA、MASTER、JCB、AMERICAN EXPRESS、DINERSのみのお取扱となります。
※お支払方法は「一回払い」のみとなります。(「リボルビング払い」「分割払い」等はご利用いただけません)

【その他】
※領収証をご希望の方は、「申込画面」内の<請求書・領収証発行>欄でラジオボタンの「WEB上で発行する」をお選び下さい。
「WEB上で発行する」をお選びいただきますと申込完了後に、領収証のダウンロード画面が表示されます。ダウンロード画面を一旦閉じると再度ダウンロード画面に戻ることが出来ませんのでご注意ください。

関連情報

現代アートの学校:MAD
現代アートの学校:MAD

MAD(Making Art Different =アートを変えよう、違った角度で見てみよう)は、2001年に開講した、現代アートの理論や実践について学ぶことができるAITの教育プログラムです。



お問い合わせ先

アカデミーヒルズ スクール事務局
受付時間:10:00-18:30 (土・日・祝・年末年始を除く)                 
※お電話及びメールでの講座お申込は受け付けておりませんのでご了承ください。

電話番号 : 
03-6406-6200
サイトURL : 
お問合せ



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