六本木アートカレッジ
六本木アートカレッジ
日本の「継ぐ」を考える
~能と、花と、音楽と~
日時
2013年11月24日
(日)
13:30~14:30 (開場 13:00予定)
内容
「能」は自由だ。
そう感じさせたのは、能楽師である安田登氏の『夢十夜』朗唱を観た時。
『夢十夜』は夏目漱石だが、ダンテも、シェイクスピアも、能の型で舞われた。
茶道にも華道にも、およそ「道」とつく芸道には「型」がある。「型」とは不思議なもので、それによって一見「型にはまって」しまいそうだが、型があるからこそ「型破り」もできる。
「型」は見えない「うつわ」のようなものだ。載せられ、運ばれるものは、その風土でかつて暮らしてきた人々同士をつなぎ、今まさに生きている私たちをもつなぐ「美意識」や「情緒」や「物語」であったりする。演じられ、奏でられることで、未だ見ぬ人々に出会う「場」となるのだ。その場に「立つ」のは身体であり、楽であり、風であり、花であり、夢でもある。沈んでいた記憶に出逢うものなのかもしれない。
前半は安田登氏による『夢十夜』の朗唱と舞、山本紗由氏のヴィオロンとともに、フラワーアーティストの塚田有一氏がライブで花を活けます。後半の対談では「型」の話から、文字や言葉の話、『夢十夜』に見られる花の象徴性を通して塚田氏が現在取り組んでいる「花綵列島プロジェクト〜めぐり花〜」にも触れ、参加者と未来へ継いで行くかたちを考えます。
そう感じさせたのは、能楽師である安田登氏の『夢十夜』朗唱を観た時。
『夢十夜』は夏目漱石だが、ダンテも、シェイクスピアも、能の型で舞われた。
茶道にも華道にも、およそ「道」とつく芸道には「型」がある。「型」とは不思議なもので、それによって一見「型にはまって」しまいそうだが、型があるからこそ「型破り」もできる。
「型」は見えない「うつわ」のようなものだ。載せられ、運ばれるものは、その風土でかつて暮らしてきた人々同士をつなぎ、今まさに生きている私たちをもつなぐ「美意識」や「情緒」や「物語」であったりする。演じられ、奏でられることで、未だ見ぬ人々に出会う「場」となるのだ。その場に「立つ」のは身体であり、楽であり、風であり、花であり、夢でもある。沈んでいた記憶に出逢うものなのかもしれない。
前半は安田登氏による『夢十夜』の朗唱と舞、山本紗由氏のヴィオロンとともに、フラワーアーティストの塚田有一氏がライブで花を活けます。後半の対談では「型」の話から、文字や言葉の話、『夢十夜』に見られる花の象徴性を通して塚田氏が現在取り組んでいる「花綵列島プロジェクト〜めぐり花〜」にも触れ、参加者と未来へ継いで行くかたちを考えます。
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