記事・レポート

一人一人が元気な島「直島」で沢山の笑顔に出会いました

「日本元気塾」スペシャル・プログラム in直島レポート 2日目

日本元気塾

アカデミーヒルズ スタッフの活動レポート
開催日:2009年6月28日(日)29日(月)
文/かわかみ

直島風景

直島二日目はあいにくの雨でのスタート。

傘をさしながらベネッセハウス周辺に点在するアート作品を見に行きました。
山の中にそのほとんどが埋まっている地中美術館をはじめ、直島にはあらゆる所にアートがこっそり顔を出しています。


福武会長
米倉先生トークセッション
セッション全体
朝食後には、モーニングセッションを開催。ベネッセコーポレーション会長の福武總一郎氏に「現代アートの見方」をレクチャーいただきました。直島に展示されているアートには、現代社会への強いメッセージが示されています。一つ一つそのメッセージを受け止めながら作品を見ると、真意や本質が見えてくるような気がします。

とても印象的だったのが、“マズローは5段階目の自己実現の欲求の上に、実は6段階目の新たな欲求「コミュニティ発展欲求」を考えていた”というお話。「全てはより良い地域を作るため」と断言される福武氏だからこそ、この直島を再生へと導くことができたのではないでしょうか。

福武氏の講演の後は、日本元気塾講師3名のトークセッション。

トークセッションでは、動かさないアートが地域を活性化させるという髙島先生。豊かさについて本気で考えなくてはいけないという藤巻先生。
“建築”、“ライフスタイル”、“地域活性化”それぞれのキーワードが交差した場所がここ直島なのだと実感するセッションでした。


藤巻先生・羽根田さん

トークセッションの後には、雨も上がり太陽が顔を出しました。ツアー中に仲良くなったグループで島内を散策したり、安藤忠雄氏の設計した南寺を鑑賞したりと思い思いに直島での時間を過ごしたようです。
そんな中、とても素敵な出会いがありました!
現在工事中の直島銭湯向かいに住んでいるおばあちゃん。とっても元気なおばあちゃんです。藤巻先生とおばあちゃんの最高の笑顔にとっても癒されました。
直島の魅力はやっぱり“人”!

直島での刺激的な日本元気塾ツアーもあっと言う間に終わりに近づきました。
最後はやっぱりウェーブ!!で締めくくり。
日本元気塾フィールドワーク第1弾は無事終了しました。

※今回、本ツアーの企画をさせていただきました。
準備から常に感じていたのが、直島の方々は“島に誇りを持っている”ということ。ベネッセハウスのスタッフのみなさんや、地域ボランティアの方々それぞれが、自分の家を自慢するかのように、直島を愛していました。

ツアーに参加された方々や、直島の人達から沢山の元気をもらい、笑顔の絶えない2日間でした。