六本木ヒルズライブラリー

【六本木ライブラリーLIVE】建築としての小説-設計図の作成から竣工まで-(オープントーク)

【ゲスト】水原秀策(作家)
【ファシリテーター】久保寺健彦(作家)

ライブラリーイベント

【ライブラリーメンバー対象】 ※申込みはマイページからとなります。
※六本木ライブラリーLIVEは、六本木/平河町ライブラリーのメンバー限定のイベントです。ご同伴の方は参加できませんのでご注意ください。

日時

2012年12月05日 (水)  19:30~21:00

終了しています

内容

【概要】
小説の着想を、“おりてくる”と表現することがある。しかし、ただひたすらおりてくるのを待ち続けるとしたら、それは書き手の怠慢でしかない。そういう作家は早晩、淘汰されてしまうだろう。
すべての作家の願いは、傑作をなるべく多く書きたい、ということに尽きる。言い方を変えると、まぐれあたりの一発ではいけないということだ。さらに卑近なレベルでも、締め切りをはじめ、さまざまな制約をクリアしなければならない以上、アイデアがおりてくるのを待つのではなく、積極的に“おろす”ための方法論が必要になる。

今回のライブラリーLIVEでは、2004年に『サウスポー・キラー』で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビューした水原秀策氏、第1回パピルス新人賞を受賞し、2013年1月から映画公開される『みなさん、さようなら』著者・久保寺健彦氏のお二人に、実際の執筆活動に即して、どのように着想を得、それを作品にしているのか、具体的にお話しいただきます。



【水原秀策(みずはらしゅうさく)氏 プロフィール】
1966年、鹿児島生まれ。早稲田大学法学部卒業後、不動産会社勤務、衆議院議員秘書(公設第二)、塾講師などを経て、2004年に『サウスポー・キラー』で第3回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。囲碁をたしなみ、ペンネームは江戸時代の大棋士、本因坊秀策から採っている。推薦図書は『千年の祈り』(イーユン・リー 新潮クレスト・ブックス)、『マイルス・デイビス自叙伝』(宝島社文庫)。

【久保寺健彦(くぼでらたけひこ)氏 プロフィール】
1969年、東京生まれ。早稲田大学大学院日本文学研究科修士課程中退。2007年に『すべての若き野郎ども』で第1回ドラマ原作大賞選考委員特別賞を、『みなさん、さようなら』で第1回パピルス新人賞を、『ブラック・ジャック・キッド』で第19回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。推薦図書は『シンプル・プラン』(スコット・スミス 扶桑社ミステリー)、『DJ選曲術』(沖野修也 Rittor Music)。

※久保寺氏原作『みなさん、さようなら』が2013年1月に映画化!
http://minasan-movie.com/

六本木ライブラリーLIVEとは?

「六本木ライブラリーLIVE」は知的好奇心に溢れるメンバーが集い、"人•情報"が交わることで生まれる化学反応を体験するイベントです。スピーカー、聴講者という壁を取り払い、フラットな関係でテーマについてディスカッションしたり、ワークショップをしたり、時には気楽におしゃべりも。
参加に必要なことはシェアする気持ちです。
随時、一緒に盛り上げてくださるメンバーも募集しています。
詳しくはこちらをご覧ください。


参考図書

サウスポー・キラー

水原秀策
宝島社

キング・メイカー

水原秀策
双葉社

みなさん、さようなら

久保寺健彦
幻冬舎

ハロワ!

久保寺健彦
集英社