六本木ヒルズライブラリー
【アペリティフ・ブックトーク 第28回】
『‘おとな’絵本 ~えっ! 絵本って子どもが読むんじゃなかったの?~』
【スピーカー】澁川 雅俊 (ライブラリーフェロー)
ブックトーク
【ライブラリーメンバー・一般対象】事前のお申込みは不要です。当日会場へお越しください。
※ライブラリーメンバー以外の方もビジターチケット(2,000円)にて、参加いただけます。
内容
【概要】
ふつう「絵本」と言えば、幼児や児童向けの本で、物語が幾つかの連なっている絵で描かれており、それぞれの絵に物語の展開が文章で簡潔に書かれているもののことを思い浮かべます。確かに最近は、ブックスタートなどで乳飲み子から本に親しませ、本を通じて親子が心を通わせる機会を持とうなどする運動があり、‘こども’絵本の出版は非常に盛んです。
その中には大人が読んでも感動を覚えたり、新しい発見がある読み応えのあるものも少なくありません。その一方で、文学形態・形式はまったく同じでも、子どもが読むと、絵柄はなんとかわかっても、全体として何を描こうとしたのか、何を伝えようとしているのかよくわからない絵本群もあります。それらをここでは‘おとな’絵本としておきますが、今回のブックトークではそれをテーマとしました。
ところで、‘おとなの…’と言っても、江戸時代の〈春画〉的な内容の絵本は埒外(らちがい)ですので、悪しからず。
ふつう「絵本」と言えば、幼児や児童向けの本で、物語が幾つかの連なっている絵で描かれており、それぞれの絵に物語の展開が文章で簡潔に書かれているもののことを思い浮かべます。確かに最近は、ブックスタートなどで乳飲み子から本に親しませ、本を通じて親子が心を通わせる機会を持とうなどする運動があり、‘こども’絵本の出版は非常に盛んです。
その中には大人が読んでも感動を覚えたり、新しい発見がある読み応えのあるものも少なくありません。その一方で、文学形態・形式はまったく同じでも、子どもが読むと、絵柄はなんとかわかっても、全体として何を描こうとしたのか、何を伝えようとしているのかよくわからない絵本群もあります。それらをここでは‘おとな’絵本としておきますが、今回のブックトークではそれをテーマとしました。
ところで、‘おとなの…’と言っても、江戸時代の〈春画〉的な内容の絵本は埒外(らちがい)ですので、悪しからず。

左から『十五夜物語』、『ホテル』、『サロメ』、『国性爺合戦』、『ドン・キホーテ・デ・千秋』
注目の記事
-
03月25日 (火) 更新
aiaiのなんか気になる社会のこと
「aiaiのなんか気になる社会のこと」は、「社会課題」よりもっと手前の「ちょっと気になる社会のこと」に目を向けながら、一市民としての視点や選....
-
03月25日 (火) 更新
米大学卒業式の注目スピーチから得られる学び<イベントレポート>
ニューヨークを拠点に地政学リスク分析の分野でご活躍され、米国社会、日本社会を鋭く分析されているライターの渡邊裕子さんに、アメリカの大学の卒業....
-
03月25日 (火) 更新
本から「いま」が見えてくる新刊10選 ~2025年3月~
毎日出版されるたくさんの本を眺めていると、世の中の"いま"が見えてくる。新刊書籍の中から、今知っておきたいテーマを扱った10冊の本を紹介しま....
現在募集中のイベント
-
開催日 : 05月19日 (月) 12:30~14:15
ジェラルド・カーティス氏 特別講演「これからの民主主義」
コロンビア大学政治学名誉教授のジェラルド・カーティス氏をお迎えし、トランプ政権の今後の展望と、これからの民主主義の可能性についてご講演いただ....