日本元気塾

米倉ゼミの活動報告(5期)

日本元気塾
更新日 : 2017年03月10日 (金)

第4回 「5%の計画と95%の実行」
    ゲスト:澤田貴司氏/㈱ファミリーマート代表取締役社長

講義概要

■開催日時 
2016年12月12日(月) 19時~21時00分

■ゲスト講師  
澤田 貴司(株式会社ファミリーマート代表取締役社長)

■概要
・「FamilyMartの次の一手」プレゼンテーション
・澤田氏講演「やりたいことをやる」

文:佐野 写真:アカデミーヒルズ
ゼミ生の発表に真剣な眼差しを向ける講師(左から)米倉誠一郎氏、澤田貴司氏

フランチャイズビジネスで一番大事なのは加盟店様のHAPPY

「さあ、気合いを入れていこう!」米倉先生の掛け声でスタートした米倉ゼミ第4回。ファミリーマートの澤田社長をお招きし、全4チームから「ファミリーマートの次の一手」のプレゼンテーションを実施しました。各チームがブラッシュアップした渾身のプランは、果たして澤田さんの心に響いたのでしょうか?

澤田さんからは、「本当に一生懸命考えていただきありがたい。マーケットからここにニーズがあるという提案はその通りだと思う」と評価をいただく一方、「フランチャイズビジネスで一番大事なのは加盟店様の存在であり、そこで働く方々のHAPPYを考えなければならない。ニーズはあるけれどリターンが少ない、社会的に良いことでもビジネス展開できないプランの採用は難しい。」というフィードバックいただきました。
「顧客満足はもちろん、加盟店様、取引先様、社員も含めたHAPPYを追求する」という澤田さんの経営者としての強いこだわり。確かに、今回その視点が含まれた提案は無く、ビジネスをするうえで抜けていた大切な視点に気づかされた瞬間でした。

リーダーが未来を作る。5%の計画と、95パーセントの実行。


後半は、澤田さんが仕事をするうえで大事にしてきたことをお話いただきました。
伊藤忠商事、ファーストリテイリング、起業、そしてファミリーマートとキャリアを進めてきた澤田さん。その選択の根底には「やりたいことをやる」「その時に感じたことを徹底的にやる」という信念がありました。
そして、リーダーシップについては「組織のリーダーが未来をつくる。5%の計画と、95パーセントの実行。実行しない限り結果は出ない。出来ない理由を能書き垂れてやらないのはリーダーではない。」と語ります。「リーダーたるもの絶対に実行して結果を残すという心意気が必要。みなさんもリーダーとなったら、しかと、心して仕事をしてほしい」と参加者を鼓舞した澤田さん。
社長が下を向いてたらシャレにならないよ、とおっしゃる通り、とにかく前向きで、明るいオーラ、パワフルにチャレンジし続ける姿勢に、教室全体がエネルギーと勇気をいただいた2時間講義でした。

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
今回は、深坂さん、林さん、平野さんのレポートです。



深坂さん
今回は、ファミリーマートの次の一手について、グループごとに澤田社長の前でプレゼンを行いました。澤田社長は、我々のようなコンビニ業界について素人の提案にも真摯に耳を傾けられ、適宜メモをとられる姿が印象的でした。全てのグループの良い点、課題について、的確なコメントをしていただき、プロの経営者の視点はとても参考になりました。
 講評の後は、澤田社長から就職されてからファミリーマートの社長に就任されるまでの経緯までのお話しをしていただきましたが、生きる姿勢、失敗しないための条件、リーダー論などどれをとっても為になる話ばかりでした。現役の経営者の前でプレゼンを行い、生の話を聞けるというのも元気塾ならではの貴重な機会だと思います。



林さん
澤田社長のビジネスの判断基準は「加盟店さんが喜んでくれるかどうか?」であった。ファミリーマートは3兆円の売上、2万店舗近い加盟店さん、22万人が働く組織である。社長の仕事は主役である加盟店さんをハッピーにすることだと澤田社長は話した。
私達は、地域インフラに貢献する「ファミマ保健室」を提案したが、「ニーズが高いのは分かるがROIが見えない。ビジネスが見えない」とのコメントで澤田社長の心に響かなかった。それなりに議論を重ねてきただけに残念であったが、その分だけ強く心に残った。悔しい思いは時間がたっても忘れないものである。
澤田社長が競合として見ているのは、おそらくアマゾンではないか。ローソンでもセブン-イレブンでもなく、巨人アマゾンから販売機会を奪うことでの成長を考えているのでは、と感じた。私たちの提案は、社会貢献というきれいごとで、売上成長という視点がやや曇っていた。私たち自身の次の一手の参考になる経験ができた。



平野さん
今までの人生でこれほどコンビニエンスストアについて考えた2ヶ月間はありません。チーム内でファミリーマートの次の一手を真剣に考え、それを澤田社長に聞いて頂けたことはとても貴重な経験でした。私の目標は、我々が考えたアイディアをファミリーマートの次の一手として採用してもらうことでした。そのためには良いアイディアを考えることが重要と思っていました。しかし、プレゼンを終えて良いアイディアだけでは実現されないということを強く実感しました。新しいアイディアには常に大きな障壁があり、それを乗り越えるためには情熱を持ってそのアイディアを実行していく必要があると気付かされました。澤田社長のご講演の中でもご自身が「会社や社会を変えたい」という強い情熱を持って実行されてきたように感じました。特に「会社を辞めるときでも目的を持って辞めていた」という言葉はとても印象的でした。私も常に強い情熱を持ち、そして実行していけるようになりたいと思います。

講師コメント

今回の講義を通じて、米倉先生はどのように感じたのでしょうか?


確かにコンビニ経営にとって顧客はもちろんフランチャイジーも最重要なステークホルダーなのですね。そのことを強烈に意識されている澤田社長に迫力がありました。サラダ専門店もコンビニ内で展開することよりも、そのブランドを構築することの方が効果的という指摘も納得。敵はアマゾンなのだね。


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