日本元気塾

髙島ゼミの活動報告(5期)

日本元気塾
更新日 : 2017年02月23日 (木)

第3回 企業はなぜ間違うのか~経営リスクを語る~

講義概要

■開催日時 
2016年12月20日(火) 19時~21時

■概要
・髙島氏講義
・質疑応答

文:佐野 写真:アカデミーヒルズ

経営と現場の目線のすれ違いはすべてにつながっている
今回の講義テーマは経営におけるリスク。「会社が傾くのは100パーセント経営者のせい」だと断言した髙島さんは、いくつかの企業例から、経営悪化のターニングポイントとして「経営と現場の目線のすれ違い」をあげました。何かおかしいと思ったら現場に戻って確認することが大切であること、現場は深海のように深いので、深く入り込まなければわからない、ということを繰り返し塾生に伝えます。
その他リスクとして、前例を踏襲し過去を否定しない体制、組織が流動的ではない、学閥やトップの固定化といった社内のムラ社会化をあげ、会社が硬直化していくことへの警笛を鳴らします。会社が傾いた時には、やはり徹底した「現場目線」や、誰が見てもわかるよう「見える化、仕組化」すること、本業にエネルギーをかける(新規事業を広げ過ぎない)ことを徹底していくことが重要であると語られました。

自分にとっての「成功」は、夢をバトンタッチすること
後半は、Francfrancの課題、経営方針、育成や研修体制などについて、塾生からの質問に包み隠さず答えていただきました。吉田松陰の“夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。”という言葉を心に留めているといい、「会社は何を目的として、どうなりたいのか、どこに向かっていくのか、を隅々まで伝えていくことが経営者にとって必要なことで、その先にしか成功は無いと思う」とのこと。
髙島さん自身の「成功」とは何か、を今も考え続けているといいます。「永遠に続く命なら、会社の社長をずっとやっていたい、でもいつかはバトンタッチしなければならない。自分がいなくても会社が利益を出し続けられることは、これからの一番の仕事。それができれば成功かな」と語る髙島さん。まだまだ会社のことをスタッフに伝えきれていない、と自分に厳しく、そして誰よりもFrancfrancの事業を考え抜き、会社を愛していることが改めて伝わった講義でした。

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
今回は、山木さん、和田さんのレポートです。



山木さん
3回の講義を通し、事業経営についての原則原理を改めて学ぶ機会をいただきました。
事業にはヒト(社員・顧客)とコト(サービス・商品)のバランスが健全な関係に保たれている場合にのみ、カネ(利益)を得て、企業を成長させる選択肢を決断し続ける土壌を成熟させることができます。そして、その責任を負うのは言うまでもなく企業経営者です。
しかしながら、企業の成長戦略を推し進めていく上で、自分たちの事業についての深い理解を失いがちになるリスクが隠れています。そのリスクをどのように回避していくのかは、最終的には『現場』で何が起きているのかを把握するしか方法はありません。そして、この『現場』を深く考察し理解する人材を育成することが、強い企業・経営を支える基盤になります。
自分の事業である建設業は、2020年に向けての建設ラッシュやエネルギーシフトへの対応、そして深刻な人手不足と転機を迎えつつあります。『現場』視線をしっかりと持ちつつ、次の一歩を踏み出していきたいと決意を新たにしました。


和田さん
まず、「とにかく、徹底した現場目線で!現場は海のように深い!」という言葉がとても重みのある言葉に思えた。また、時代を読む力は当然のことながら、会社の目指すべき姿が末端にまで浸透しているかが鍵であり、それは如実に数字に現れてくるとのこと。そして、それらをマネジメントする能力のあるなしで会社は左右されるとのこと。私は、自分に立ち返り、これらのことができているのだろうかと深く自問自答した。
最後に、吉田松陰の名言「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」について、先生が「成功とは夢のバトンタッチである。」と言われた。自分だけでなく、夢は次の世代に繋げてこそなのだと改めて思い、しみじみと感慨に耽った。

講師コメント

今回の講義を通じて、髙島さんはどのように感じたのでしょうか?



海外のリーダーはスタイリッシュでかっこいい人が多いですが、日本の社長でかっこいいと言われる人は少ない。それは日本のトップ企業が入れ変わらず、組織も人材も硬直化していることと関連していると思います。かっこいいリーダーが育ちにくい土壌、というのでしょうか。それは日本の欠点だと思うし、弱さにつながるのかな、と思います。
トップに立つと本業とは別のことにエネルギーを使い始める経営者は少なくない。でも、自分の事業を深堀して、現場を見て、しっかり考えている人が最終的には強いし、かっこいいと思います。日本のリーダーと呼ばれる人たちには、かっこよくあってほしい(もちろん見た目、ファッション的な面でも(笑))。そんな社長が増えたらいいし、自分も会社を経営するってすごいな、ああいう風になりたいな、と若い人に思ってもらえる社長、リーダーになりたいと思っています。


アカデミーヒルズのFacebbokページ