日本元気塾

楠木ゼミの活動報告(6期)

日本元気塾
更新日 : 2018年11月07日 (水)

第5回、第6回「戦略ストーリーを創るセンス」

講義概要

■開催日時 
第5回: 9月27日(木)19:00-21:00
第6回:10月10日(水)19:00-21:00

■概要
・楠木氏講義
・希望者による「自分のやりたいイノベーションの提案」発表

写真/アカデミーヒルズ

「自分のやりたいイノベーションの提案」発表

楠木ゼミ第5回、第6回では、これまで講義でのインプットを受けながら、各自があたためてきたイノベーションアイデアの提案を希望者の方に発表頂きました。
熱い想いの伝わる提案や、楠木先生もうなるアイデアなど、ゼミ生の多彩な発表に会場は盛り上がりました。

第5回の講義では、楠木先生から「視点の提案」「イノベーションアイデアのヒント」として、「ブルーオーシャンvs.レードオーシャン」よりも「日向vs.日陰」、ある問題解決(日向)が生む新たな問題(日陰)に注目するという点を、ゴールドラッシュとジーンズの関係を例にお話いただきました。

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
第5回は、中川さん、岸原さん、中島さんのレポート。第6回は、西村さんのレポートです。


中川さん
今回のゼミ生の発表ではビジネス分野だけでなく、社会運動におけるイノベーション事例の発表も多かったが、イノベーションの考え方やストーリーとしての競争戦略のフレームが社会運動にも展開できることを確認できた。ビジネスに関しては、長期利益が目標となるのに対し、社会運動ではその目的や目標はそれぞれで異なってくるが、そこを認識した上であれば、ビジネスと同じように考えることができるとわかったことは大きな収穫だった。
あわせて、手を挙げることが大事であるということを痛感した。不完全であっても何か発信することでフィードバックがあり、前に進めることができるのに、私自身そこに向き合わなかったことを後悔した。次回はぜひチャレンジしたい。

岸原さん
4月に入学した日本元気塾第6期生楠木ゼミも、早くも半年経過し第5回目の講義に。毎回楠木先生の考え方を、その心地よい美声と、抜群のテンポで直接聞くことで、イノベーション、さらには自社のような典型的な日本企業の競争戦略が陥りがちなことについて理解が深まっていくことを感じている。

今回のキーワードは「日陰の商売=逆オポチュニティ」。カリフォルニアのゴールドラッシュと、リーバイスジーンズを事例とした説明は秀逸でした。みなゴールドラッシュのような『日向』をいち早くとらえてそこに参入していき、Fast Mover Advantageをとろうとするが、日向である故、多数の他社もそこに参入していきレッドオーシャン化してしまう。一方皆が注目している「裏張り」で、日向ができることでできる『日陰』にこそ、他社との違いをつくり独自価値を持続していける。これ、本当に腹落ちしました。本社の経営企画部に勤務していたことがあり、そこでどれだけ自分が「日向」をマクロ・ミクロ分析から導き出し、『早期にこの事業への参入を!』『~~への参入急務!』などとうたってきたか…。楠木ゼミ最高です!


中島さん
自分のやりたいことを発表することで頭が整理され、矛盾や自分が理解していないところにも気づくことができました。また皆さんからコメントを頂き新たな気づきもあり、その気づきをどう活かすかを改めて考えたいと思います。
限られた時間で説明する難しさも実感し、伝える力をもっと培い、相手に絶対買ってもらう気持ちで説明できるようにしたいと思います。
最終発表では、自分のやりたいことを短時間でコマーシャルできるかたちにしたいです。

 西村さん
今回は前回に引き続き「自分がやりたいイノベーションの提案」ということで、楠木先生の言う「強制・義務」ではなく「思いついた・やりたい」という塾生たちのプレゼンが行われました。色んな立場・業界にいる方々のアイデアを聞くことができてすごく勉強になりました。それと同時に長期利益に繋げる難しさも感じました。
「進歩ではなく価値次元の転換をして、尚且つそれが人に必要とされるかが大切だ」という先生の言葉を改めて思い返しました。私個人的な課題はスケールできるかどうか。今回頂いた刺激を大切にしてアイデアを煮詰めていきたいと思います。

講師コメント

今回の講義を通じて、楠木先生はどのように感じたのでしょうか?


「さらに良くする」ではなく「何が良いかが変わる」のがイノベーションだ。
言葉の正確な意味でのイノベーションの提案をしてもらったところ、いくつかのとても面白いアイデアが出てきて、活発な議論を楽しんだ。