日本元気塾

楠木ゼミの活動報告(6期)

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更新日 : 2018年08月21日 (火)

第4回 「コンセプト創造ワークショップ」

講義概要

■開催日時 
2018年8月1日(水)19時~21時

■概要
・楠木氏講義 「コンセプト創造のワークショップ」

写真/アカデミーヒルズ

コンセプト創造のエクササイズ

5月からスタートした楠木ゼミも第4回を迎え、いよいよ後半に突入です。
今回のテーマは「コンセプト創造」。エクササイズとして、百貨店業界のイノベーションのコンセプトを考えるワークショップを行いました。

「百貨店はそもそも何を売っているの?」「本当のところ何を売るのか?」「それは何ではないか?」、各グループ、ホワイトボードを囲み、活発な議論が行われました。
その後のグループ発表では、「魅せる百貨店」「世界の文化体験」「泊まれる百貨店」「店で売らない百貨店」「知識のデパート」などの多彩なアイデアが出ていました。

講義の感想レポート 

塾生による講義を終えての“熱い感想”を、毎回ご紹介していきます。 
今回は、税所さん、菅原さん、田畑さんのレポートです。


税所さん
第4回のゼミではコンセプトの創出のワークショップと題して、「これからの百貨店は〜だ!」とグループで考えました。
みなさん積極的な発言で様々なアイデアが出て、「昔、今、これからの百貨店の価値はなんなのか?」という話が盛り上がり、最終的に僕たちのグループは「売るではなく、魅せる百貨店。メディア化への道」というコンセプトを導き出しました。これはある種の百貨店が様々なストーリーのショールームになるというものです。
僕のアイデアであった、「華麗なるエンディングを応援する百貨店」という遺言相談から遺産相続、そして葬式、焼却、墓までを一括で対応できるデパートは早々に却下になりましたが。
その後の楠木先生交えた総評も盛り上がり、これまでの3回の授業で考察したイノベーションの作り方をみんなで体得しようと試みた貴重な時間になりました。

菅原さん
「何が良いかが変わる」のがイノベーションであり、さらに社会へのインパクトがなくてはならない。ワークでは、その難しさを感じると同時にとてもワクワクしました。
一番感じたのは、「自分の頭の中だけで考えるよりも、色々な立場(業種)の人と自由にブレインストーミングすることで、発想が出やすくなる」こと。逆に言うと、自分と同じような発想をもつ人の集団(組織)内で、斬新なコンセプトを生むこと、さらにそれを推進するのは想像以上に難しいのだということが、楠木先生のお話(百貨店、ユナイテッドアローズ)から非常に理解できました。
今後、自分のプランを考える際には、周りをどうやって説得するか、巻き込むか、という視点も重要になると感じました。

田畑さん
イノベーションが「思いつくかつかないか」の問題であることを再確認した講義でした。取り上げられた事例は、いずれもパフォーマンスの次元が変わるアイデアだったと思います。しかし、ワークショップでも明らかになったように、誰もが容易にコンセプトを着想できるわけでもありません。だからこそ、「思いつく」という困難を乗り越えたイノベーターは、アイデアを思いついた喜びを誰かに伝えずにはいられないのではないでしょうか。
イノベーションの原点もまた「思わず人に話したくなる話をする」かもしれません。

講師コメント

今回の講義を通じて、楠木先生はどのように感じたのでしょうか?


イノベーションの起点には独自のコンセプト=顧客価値の再定義がある。今回は長年行き詰まっている百貨店という業界を対象にして、コンセプト創造のワークショップを行った。限られた時間にも関わらず、自由な発想での発表が相次ぎ面白かった。

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