セミナー・イベント

デザインビジネス最前線
プロダクトアウトからコンセプトアウトへ
~「空想生活」と「通販生活」の元社員が考える、次世代の商品開発~

"最前線"講座 建築・デザイン

日時

2007年11月16日 (金)  15:00~17:00
終了しています

内容

世界的なスターデザイナーも登場し、一見華やかそうに映る日本のプロダクトデザイン業界。商品開発やマーケティング手法も、インターネットの普及で進化、変貌しつつある。
しかし、その一方でメーカーの商品開発にかける時間やコストは削減され、ユーザーを驚かせるような新製品やロングセラーが生まれにくくなっている。市場を見渡すと、どれも同じような顔を持った製品で溢れかえっている。
この状況を「マーケットイン」による商品開発に元凶があると考え、「プロダクトアウト」の復権を目指しているのが、プロモダクションを率いる2人のメンバーだ。浜野氏は「空想生活」の元デザイナーであり、菅村氏は、「通販生活」の元編集者。経歴も職能もまったく異なる2人がいまなぜ、プロダクトアウト専門のコンサルタント会社を設立したのか。2人がとなえる「プロモダクション」という商品開発の新しい概念を踏まえて解説する。

 1.なぜ、いまプロダクトアウトに注目するのか。
 2.Web2.0時代における商品開発の先端事例紹介
 3.プロダクトアウトからコンセプトアウトへ
 4.プロモダクションが考える、次世代の商品開発

※ ゲストスピーカーによる一方通行のセミナーではなく、少人数制、質疑の時間も設けたインタラクティブなスタイルの講座です。受講者は、講義における不明な点やご自身が抱えている課題などをゲストにお問合せいただき積極的にご発言ください。

受講をお勧めしたい方

・企業でマーケティング・商品開発に携わる方
・メーカーで新規事業・新規ブランドなどの立上げに携わる方
・マーケティングの知識を学びたいデザイナー

講師紹介

ゲスト講師
浜野貴晴 (はまの・たかはる)
プロモダクション デザインディレクター

71年埼玉県生まれ。97年にGK設計に入社。景観デザインから食器まで幅広いデザインを手がける。その後、消費者起点のウェブサイト『空想生活』を運営するエレファントデザインへ。DTO(Design To Order)事業部長として、卓上IHクッキングヒーターや窓際暖房などのヒット商品を手がける。プロモダクションでは、デザインディレクターを務める。

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ゲスト講師
菅村大全 (すがや・よしひろ)
プロモダクション マーケティングディレクター

73年ケニア生まれ。98年にカタログハウスへ入社。商品開発部を経て、『通販生活』編集部へ。「安西水丸の篭城カレー」や「パラダイス山元の私家版入浴剤」など個性的な著名人とのコラボ商品を企画。退職後は、放送作家の小山薫堂氏の公式サイトで「通人販売」をプロデュース。プロモダクションでは、マーケティングディレクターを務める。

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モデレーター
西川英彦 (にしかわ・ひでひこ)
法政大学 経営学部 教授

1962年兵庫県生まれ。1985年同志社大学工学部電子工学科卒業、同年株式会社ワールド入社。
2001年ムジ・ネット株式会社取締役。2004年神戸大学大学院経営学研究科 博士課程後期課程修了。博士(商学)。
2005年立命館大学経営学部准(助)教授、2008年同教授、2010年4月より現職。

専攻:マーケティング論、ユーザー・イノベーション論

主な著作:『1からの商品企画』(共編著、碩学舎)、『小売業の業態革新』(共著、中央経済社)、『ビジネス三國志』(共著、プレジデント社)、『1からの流通論』(共著、碩学舎)、『仮想経験のデザイン』(共著、有斐閣)

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講座趣旨

携帯電話、家電、自動車、住宅?マーケティング競争が激化する現在、多くの業界で「デザイン」が注目されています。「デザイン」という着眼点は、ある意味、目につき易く単純に見えるかもしれません。だが、こうした「デザイン」が、ビジネスの成否における重要なカギの一つとなっているのです。製品の価格や性能での差別化が困難になっている今日の市場では、「デザイン」を起点として、顧客を捉えることは不可欠な動きとなっています。

これからは、「デザイン」によって新たな顧客価値を創出し、利益を上げる企業と、「デザイン」をうまく利用できずに利益を上げることができない企業の差がますます広がる可能性があります。

継続的な利益を生むためには、単なる「いいデザイン」を超えた仕組み=マーケティング戦略がなければなりません。まさにデザインを起点に創造する戦略、すなわちデザイン・ドリブンのマーケティング戦略の必要性です。

本講座では、多くの企業が抱えている「デザインがよければ売れるのか」、そして「どうしたらデザインを経営に活かすことができるのか」という問いに様々な形で答えた企業の方をゲストお招きします。

流通、価格、PR、そしてビジネスモデルなどの視点から「デザイン」とマーケティングの要素を巧みに結びつけたプロセスや、そのマネジメントの工夫を聞き、参加者の皆さんとの議論を通じて、その成功の裏側にあるマーケティング戦略の特徴や課題を学びます。


開催実績

田中耕一郎 (株式会社Projector代表 /クリエイティブディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2009/08/03 (月)

佐藤敏明 (モバイルターミナル事業本部 モバイルターミナル商品戦略本部
チーフクリエイティブディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2008/10/10 (金)

小牟田啓博 (Kom&Co.代表取締役/デザインプロデューサー)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2008/07/24 (木)

手林大輔 (株式会社ベネッセコーポレーション Worldwide Kids事業部
マーケティングセクション リーダー)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2008/05/22 (木)

金井政明 (株式会社良品計画 代表取締役専務取締役)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/06/28 (木)

吉川稔 (株式会社リステアホールディングス 取締役副社長)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/05/24 (木)

鄭秀和 (有限会社インテンショナリーズ 代表取締役/株式会社リアルフリート クリエイティブディレクター)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2007/03/22 (木)

小牟田啓博 (Kom&Co.代表取締役/デザインプロデューサー)
西川英彦 (法政大学 経営学部 教授)
開催日 :  2006/11/16 (木)

募集要項

日時 2007年11月16日 (金)  15:00~17:00
受講料 29,800円
定員 50名

※定員になり次第締め切らせていただきます

主催
  • アカデミーヒルズ
会場 アカデミーヒルズ49(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー49階)

都合により40階に変更する場合、受講生には直接ご案内いたします。


石倉洋子のグローバル・ゼミ
六本木アートカレッジ
Friday Night
六本木アートカレッジ
66 BOOK CLUB