六本木ヒルズライブラリー
トピックス

人類の起源から未来までを見通す!
「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」
~エントランス・ショーケース展示

更新日 : 2018年11月22日 (木)



今回のエントランス・ショーケース展示は「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」と題して、生命の起源からはじまり、人類の行方を読み解く、様々な書籍をご紹介しています。





壁面に大きく展示されているのは、ポール・ゴーギャン「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」(1897-98年 ボストン美術館所蔵)です。
「人類の存在意義」を問うこの作品は、ゴーギャンの精神世界を最も描き出している代表作として、世界的に知られています。






『ダ・ヴィンチ・コード』で有名なダン・ブラウンの最新作『オリジン』では、この作品が口絵に掲げられ、この作品が物語の重要な鍵として取り上げられています。






2018年6月27日、JAXAが打ち上げた「はやぶさ2」が、C型小惑星「リュウグウ」に到着しました。「はやぶさ2プロジェクト」は、惑星の起源だけでなく、地球の海の水の起源や生命の原材料を探求するのが目的で、2019年末頃に小惑星から出発し、2020年末頃に地球に帰還する予定です。

生命の起源を宇宙に求めた書物は数多く、それらは同時に生命、そして人類とのかかわりを意識しています。






人の進化は猿人に遡り、以来北京原人で知られている原人、ネアンデルタールが代表する旧人類、クロマニオンがいた新人類へと繋がってきました。現代のテクノロジーの発達により、人類の起源・誕生の秘密の解明が進み、関連した書籍の刊行も増えています。






遺伝子の改良と不老不死の獲得で、いずれ「生物革命」が起こるとも予言されている現代。私たちはどこを目指し、どこへ向かおうとしているのでしょう?
人類の起源からその未来までという、壮大なテーマを扱った今回の展示をきっかけに、悠久の時に思いを馳せてみてはいかがですか?

 
<企画・監修>
澁川 雅俊 (ライブラリー・フェロー)

<文・写真>
結縄 久俊

 

 

※エントランス・ショーケースは会員制ライブラリー施設内にありますので、閲覧をご希望の際には必ずメンバーズ受付へお立ち寄りください。